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2016年中学入試情報【23】倍率速報と模試情報で注目校⑭

☆1月20日(水)、東京の私立学校の出願が開始。インターネット出願や受験料の事前振り込みなどがスムーズになってきているので、かつてのように受験生の保護者も早朝から並ぶというような風物詩はなくなりました。

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☆倍率速報は、受験票を交付した人数でしょうから、事前に申し込んでいるので、安心してゆっくり手続きに来るのでしょう。すでに受験料の支払われているリストと窓口を訪れた人数が随分開きがあるという学校も多かったでしょう。

☆また、東京の共学校で三田国際、開智日本橋など未公開のところもあります。また女子校で郵送の出願のところもあるので、どうも倍率速報にすぐに反映しなくなってきました。

☆それにしても、神奈川の男子校は、同日前年対比で、78.1%ですから、心配です。東京は初日出願で同日前年対比は、109.3%という勢いです。

☆結局、副都市線をはじめ、地下鉄網が広範囲になり、2020年まで東京の都市開発は一気に進みますから、どんどん便利に快適な空間になります。最新情報も東京に集積することのメリットを男子の受験生の保護者は感じ取っているのでしょう。

☆おそらく、男子校、女子校は東京、神奈川が圧倒的に多いのですが、共学化が進んで、少なくなりますから、どうしても東京に集中してしまいます。共学に比べ、シングルスクールを選択する価値志向性は、エリート意識やエスタブリッシュ意識、あるいはさらなる新しいリーダー像志向性などかなり先鋭的でストイックで、他者との違いを強調するマインドを重視する層が多いでしょう。

☆一方、共学校は、マーケット重視で、日々の学園生活が楽しいということが重要で、かつ大学進学実績もよいという合理主義的な計算を基調とする意識の層が多いでしょう。ですから、交通の便は極めて重要で、通学時間の利便性の範囲内で、いまここで楽しく、未来に備える安心安全も手に入れることができる拠点校を選ぶ傾向が強くならざるを得ません。

☆したがって、首都圏中学入試の様相は、男子校、女子校はエリア越境型の綱引き、共学校は、リーズナブルな通学圏内での21世紀型教育の質の競争ということになるのかもしれません。

☆たとえば、多摩地区の共学校、中央線・小田急線・京王線沿線エリアの共学校、田園都市線・東急線沿線エリアの共学校、山手線エリアの共学校、東京湾岸線エリアの共学校、王子エリアの共学校などという感じでしょうか。

☆こうなってくると、交通の利便性がますますよくなってきていますから、神奈川や埼玉、千葉からこれらのエリアにアクセスしやすいところは、どうしてもシフトが起きます。

☆2016年の中学入試は、シングルスクールの都心回帰と共学校の21世紀型教育の質の競争という見方をしなければならないかもしれません。

☆そうすると、東京湾岸エリアの共学校の拠点はかえつ有明ということになるでしょう。なぜなら、共学校でありながら授業は別学ですから、シングルスクールの高い理想も、共学校なのに持ち合わせています。一方で、共学校として21世紀型教育やグローバル教育の質も渋谷教育学園幕張以上かもしれません。もし、渋谷教育学園幕張レベルの生徒が増えてくれば、現状の幕張以上の成果を上げることができるでしょう。

☆実は、かえつ有明に入学してくる生徒のレベルはあがっているし、かりに入学当初、渋谷教育幕張の生徒とレベル差があっても、それを埋めるどころか、それを超える才能教育をやっています。これがかえつ有明の強みです。

☆田村先生の校長講和は教養主義的講義で、これはこれですてきですが、石川校長の校長講和は、TOK型(IBの知の理論のプログラム)アクティブラーニングです。

☆田村先生のブレインと石川先生のブレインも同じように違いがあります。たぶんここは明らかに石川校長ブレインに軍配があがります。この両校の質的競争は大いに見ものですね。

☆校長の競争、ブレインの競争、授業の競争、行事部活というアクティブティの競争、成果の競争。渋谷教育幕張が今のところ勝っているのは、成果の競争です。

☆しかし、成果はプロセスが重要です。流れは、プロセスの質がいいところにシフトします。するとやがて成果もでます。未来をどう見抜くかというところですね。このことがはっきりするのは、2月21日の21会中学入試セミナーの石川校長のスピーチにおいてです。こうご期待。

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