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2016年中学入試情報【35】困難な時代を乗り越えるため⑥

☆首都圏模試センターの教育情報部長北さんによると、今年の出願の出足は遅くなっているということです。かつてのように初日に競い合って並ぶという光景を見ることはほとんどなくなってきたのかもしれません。

☆スマホやタブレットを見ながら、締切日をそのつど確認しながら、あるいはインターネットで出願しながらという時代の変化が中学入試においてもやってきたのでしょう。

☆桜丘も同じよな傾向で、ここにきて出願実数は昨年を上回ったということです。同校はICT先進校ですから、当然Web出願ができます。いつでもどこでもと思えば、ますます出願がゆっくりになるのもスマホ世代の特色でしょう。

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(桜丘サイトから)

☆昨年10月、桜丘は、「eラーニングアワードフォーラム2015」における『第12回 日本e-Learning大賞』で「生徒・教職員の創造性を刺激する,iPadがある学校生活」の実践が文部科学大臣賞を受賞。ICT先進校の面目躍如たる栄光を手にしたのです。

☆同校は、今年2016年4月から、いよいよiPadを全員が持つことになり、ICTベースの学びが学内に完全に広がるのですが、この重要な意味に気づく受験生・保護者の数がもっともっと増えると、桜丘のような教育が注目を浴びているということで、他の学校にも大いに影響を与えるでしょう。

☆これは、困難な時代に直面さざるを得ない現代のすべての子どもにとって、それを乗り越えるチャンスを広げることになります。

さて、桜丘のICTベースの学びが、なぜ困難な時代を乗り越えられるかというと、この学びの根底に「創造的思考」があるからです。

☆知識をまず覚えなければ「創造的思考」なんてと思う方もいるでしょう。たしかに、20世紀はそうれでよかったのです。知識積み上げ型学びが有効だったのです。なぜなら、創造的な偉業をなす人は一握りで、その人をサポートする階層組織が安定的にあったわけですから、そこでは計算可能で合理的な知識の集積がものをいっていたのです。

☆ところが、今はどうでしょう。その知識がどんどんAIコンピュータによって大量かつ高速で処理される世の中です。

☆知識は自分の脳内に蓄積するよりは、クラウドに溜め込み、クラウドから自在に引き出す方法の知識を身に着ける方が得策です。

☆覚える時間が減るわけですから、その分アイデアをブラッシュアップしていく時間に使えます。

☆それから、もう一つは、ネットで海外のリソースや情報につながりますから、英語ができなくては、このアイデアをブラッシュアップできません。アイデアが磨き上げられるには、多様な人々と協力することが必要です。

☆スカイプなどで気軽に海外の人々と情報交換ができる時代です。英語が4技能を試す試験になるのも必然です。

☆つまり、桜丘のICTベースの学びは、知識の使い方を知る知識とその知識を結び付けて考える力と多様なリソースを結びつけるために高度な英語力を身に着けることができるのです。

☆桜丘の中学3年間は、このICTベースの学びとさらにフィールドワークという学びがDNAの螺旋のようにからんで発展していきます。

☆感性はコンピューターに関係ないと思われますが、人間は結局イマジネーションが大切です。イメージの像が結ばれなければ、思考は動きません。

☆コンピュータが勝手に考えてくれるわけではないのです。まして創造的思考は、自らのイメージです。

☆このイメージが豊かで精緻になるには、自然や社会に出て、活動する以外に方法はありません。桜丘の中学の教育プログラムに体験型のものやチーム作りのものが多いのはそういうわけです。

☆感性、知性、そしてコンピュータスキルといった学びのベースができたところで、高校ではいよいよ高次思考にシフトします。

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☆7つの能力を身に着けるのです。この7つの能力は、今までは装備していなくても大学は合格できたし、社会にでても困ることはなかったです。

☆しかし、今後の大学や社会では、この7つの能力が求められます。

☆これは、知識を集積する勉強のように独学では体得できません。桜丘のようにプログラム化しておかなければ、トレーニングはできないでしょう。

☆トレーニングなき高次思考は、現実で役に立ちません。実は2020年大学入試改革は、即戦力の高次思考が求められます。

☆現状は2020年大学入試改革のある意味移行措置期間です。20世紀型大学受験勉強と同校のクリエイティブリーダーズクラスCLクラス)のように21世紀型大学入学準備教育の両方が欠かせません。

☆ただ、いずれ高校はCLクラスのように、世界問題を解決する創造的思考をトレーニングできるクラスができないと、困難な時代を乗り越えることが、それこそ困難になるでしょう。中高一貫校を選ぶとき、桜丘のように、6年間トータルで、「創造的思考」を鍛える教育が貫徹しているかどうかが、運命の分岐点になるのです。

P.S.

桜丘は、中学受験勉強をしてきた受験生のための入試だけではなく、中学受験のような難しい知識を憶えることは不得意でも、基本的な知識を組み合わせて考えることは得意だという受験生のためにもチャンスを用意しています。それが今メディアに注目されている思考力テストです。

この思考力テストは、実は2020年大学入試問題を解くための思考スキルの学びに直結しています。

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