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2017年中学入試に臨む[02] 2020年大学入試改革の話題新たな段階に

☆2016年中学入試は、昨年に芽生えた「2020年大学入試改革に対応できる私立学校を探せ!」という潮流が大きな流れとなりました。しかし、その最中年末から、急激に「2020年大学入試改革の要である創造的思考力育成という教育の中身を持っている学校を探せ」という新たな流れにシフトする兆しが生まれても来ました。

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(2月21日第2回中学入試セミナーまでには出版されるでしょう!乞うご期待)

☆かえつ有明の校長石川一郎先生は、ご自身が現場で哲学授業を行っているので、そのことにいち早く気づき、大学改革の制度論も大事だが、なんといっても「各大学個別の独自入試」という最終ハードルをきちんと把握しておくことが重要。

☆その最終ハードルこそ、知識偏重問題から創造的思考力へパラダイムシフトする中身なのだから、そこを突破できる教育を確立することが急務と、その試行錯誤、実践例を挙げながら、「各大学個別の独自入試問題」を大胆に予想しているということです。

☆その成果はすでにでており、今年の2月1日の「思考力入試」、2月4日の「何k何思考力入試」にチャレンジする受験生も多く、メディアからも注目されました。はやく手に取り読みたいものです。

☆そして、かえつ有明では、アクティブ・ラーニングを実践するだけではなく、それをルーブリックで評価できる「思考力テスト」も開発しているのです。

☆一方、文科省のメンバーで私の信頼している田村 学氏(文部科学省初等中等教育局視学官)も、「2020年大学入試改革」に対応する新しい授業として「アクティブ・ラーニング」を提唱し、全国で講演しながらも、先生方には、アクティブラーニングという手法のみに目が行き過ぎていますよ、木だけではなく森も見なくては、カリキュラム・マネジメントはどうするのですか?と新たな視点を要求しています。つまり、方法論のみならず、新しい教育内容とそれに相関する生徒の成長の全体像のマネジメントです。

☆さらに、国立教育政策研究所では、2009年から新学習指導要領改訂の準備をし、そのリサーチペーパーを中教審に提出していましたが、その延長上ではあるが、データや情報の整理しただけの報告書とは一味も二味も違う理論の概要をプラスした(理論負荷性を明快にした)本を執筆しました。

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☆アクティブラーニングの理論やルーブリックの意味、ブルームのタキソノミーの批判的検討など実におもしろいのですが、何よりやはりここだったかというのは、キャリアガイダンスのパラダイム転換を示唆しているところでした。立場上はっきりとした表現はしていませんが、従来の日本の経済社会では、既存の組織に依存して、その中で一握りの起業家が出るシステムだったが、いきなり起業できるように教育して、新しい経済社会にシフトしなくてはならないというビジョンを静かにしかし確かに立ちあげているところです。

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☆20世紀末のブレア―クリントン時代から教育と経済の関係の新たな展開が大きく模索されてきたのですが、日本の教育では、まだまだ経済は無視されてきました。しかし、ここにきて、ようやく、雇用を増やすには、公共事業によってだけではなく、個々人が機会を生み出す起業家になり、その成功者が雇用を増やしていくとうい個人の才能開発に乗り出したのです。

☆それゆえ、事務処理論理エンジンではなく、クリティカル/クリエイティブシンキングが重要になってくるのです。

☆そして、おおたとしまさ氏が語っている「学歴・塾歴社会」は、前者の思考力を養ってきたのですから、もはや「学歴・塾歴社会」の終焉をもたらさねばならなくなってきたのです。

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☆かくして、2017年中学入試は、「2020年大学入試改革の要である創造的思考力育成という教育の中身を持っている学校を探せ」という新たな潮流が大きくうねるを生む入試となるでしょう。

☆この創造的思考力を育成する教育を真正面から真摯にうけとめて実践している学校が、21会(21世紀型教育を創る会)校です。今年、思考力入試でメディアから注目を浴びた聖学院、共立女子、かえつ有明が登壇し、未来を創る教育について語ります。

☆また、中学入試において、女子校全体が人気がありません。それは女子校の高偏差値校が完全に塾歴社会化現象に巻き込まれ、ユデガエルになっているためです。

☆この女子校の危機を救うべく立ち上がった21会女子校、東京女子学園、八雲学園、富士見丘、文化学園大学杉並が、今までの女子校になかった未来を創る教育の実践を大いに語ります。女子校こそ、「学歴・塾歴社会」化現象の虜になってはいけないのです。まだまだ女性の力は男性原理に抑圧されているのです。女子の私立学校の歴史は、明治以来この女性への抑圧をはねのける気概でがんばってきました。

☆まだまだ優勝劣敗の時代、集合天才の時代にシフトするには、本物の女子校の存在が必要なのです。

☆2017年中学入試は、以上の大きな2つのダイナミックな動きに注目しましょう。2月21日第2回中学入試セミナーで、会いましょう。そして大いに語り合う機会を創っていこうではありませんか

☆そうそう、真実は中学受験生の6%しか利益を得られないというのが、「塾歴社会」だということですよ!ここを見過ごすと、悲しいことに、未来を創る側に回れないのです。塾歴脱却しましょう!

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