2016東大合格実績の季節(03)渋幕 御三家のおわりを招く
☆inter-eduの「速報!2016年 東大・京大・難関大学合格者ランキング」によると、渋谷教育幕張の今年の東大合格者は76名、昨年は56名で昨対比136%。
☆グローバル教育、SGHなどの21世紀型教育の先駆け的存在で、20世紀型教育を見事に否定して成り立っている私学。
☆かつて、東洋経済で開成とも灘とも異なる教育をやっていることが取り上げられていました。
☆その違いについては、濱中氏の新刊本を合わせて読むとわかるでしょう。渋谷教育幕張は、ノーブレス・オブリージュを使命としていますが、開成や灘は、そんなのは粋でない野暮だと余裕を見せているようですが、さてさてどちらにミネルバは微笑むのでしょうか。
☆今年の東大の現代文も田村理事長・校長が翻訳した本が関連する内容の素材文がでたくらいです。理事長・校長が現場で東大入試問題の指南をしている学校に余裕を見せている場合でしょうか?
☆田村学校から渋谷教育幕張という組織として盤石になってきたとしたら、結構御三家は危ういのです。20世紀型の受験市場が壊れるという意味で。何も開成学園や麻布学園が危ういというのではありませんから、念のため。
☆御三家幻想をつくってきた従来型の市場は、パラダイム転換をということなのです。その突破口を渋谷教育幕張が切り拓くのかもしれません。
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