2016東大合格実績の季節(06)神奈川エリアに期待するコト
☆公立中高一貫校と横浜サイエンス及び横浜国際のようなSGH校は、いずれ日比谷のように21世紀型教育を前面に出してきます。かつそれで東大も合格させるとなるでしょう。
☆横浜翠嵐や湘南は、しばらく20世紀型教育で進んでも、札幌南を例に挙げたように、このレベルの学校に入学する生徒は、学校がどうあれ、自分でイノベーティブな学びを体得しますから、現状くらいの東大の合格者は出続けるでしょうが、東大の定員は一定ですから、このまま放っておくと、逗子開成をはじめとする21世紀型教育1.0を行ってかつ東大にもという私学に突き破られていくでしょう。
☆公文国際(SGH校です)は21世紀型教育2.0、湘南白百合、湘南学園、山手学院は21世紀型教育1.0を行っていますから、2020年大学入試改革に近づくにつれ東大の数を増やしていくでしょう。
☆もちろん、東大の定員は一定ですから、以上の学校が増えれば、減るところもあるということですね。
☆東大の入り方などは、今まではどうでもよかったのです。知識を暗記して入っても思考力重視ではいっても。ところが、2020年の本当のところは「グローバル」大学入試改革ですから、ハーバードのような改革も射程に入っています。
☆自分とは何か?どうやって自分になったのか?大学入学準備学習をどのように行ってきたかは極めて重要になってきます。そのとき20世紀型の勉強をしてきたでは、スコアが高くてもパスしないということが起こり得るのです。
☆20世紀型教育ではダメなのか?と問われるでしょう。そこはそろそろちゃんと世界ルールで考えておいた方がよいと思います。
☆20世紀型教育の歴史的背景はやはり今や反省しなければならない時期に来ているからです。知識を憶えることがダメなんじゃないのです。知識偏重という「偏り」がダメなのです。
☆「偏る」というのは「抑圧的」何かがあるから反省しようということなのです。世界標準の教育では、「抑圧」は非民主主義的過程なのです。まさかと思うでしょう。それは因習さながら20世紀の時代に生まれた私たちは、愛情があれば抑圧も良いのだと共同幻想を抱いてきたのです。しかし、そこから自分たち自身が解放されなければならない時代が21世紀だという認識に立ちたいものです。
☆改革とは、パラダイムやルールが変わるといううことです。アクティブラーニングが必要なのは、この授業の方が学力が上がるからというのが本質的問題ではないのです。抑圧的関係を解放的/開放的関係にパラダイムシフトしようということなのです。
☆教科横断的になる必要があるのは、自分の専門以外は関係ないという態度がすでに「抑圧的」であることに気づいたのが21世紀型教育なのです。
☆「関係がない」という無関心こそ愛の反対語なのですから。そのことをよく理解している学校は湘南白百合と栄光です。横浜雙葉は、どこか迷いがありますね。頑ななフェリスは、自由を求めながらパラドクスが起こっているのは不思議です。キリスト教原理主義的なのかもしれませんね。生徒はのびのびしているのでよいといえばよいのですが。
☆聖光、サレジオ学院も、本来はそのことを最も理解していなければならない学校です。カトリック学校を標榜しているのですから。
☆プロテスタントの学校である横浜共立もそうであってほしいし、たとえプロテスタント「主義」であっても、洗足学園もそうであってほしいと思います。
☆クリスチャンスクールは十字架を背負っているのですから。。。もうすぐ復活祭です。ミッションに従って想いやことば、行いが生まれてくることを期待しています。
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