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21世紀型教育の時代【27】 立教女学院で大きく成長する。

3月12日(土)、立教女学院で、高3卒論発表会が開催されます。学士論文に相当する論文作成のプロセスは、IBのDPであるEE(エクステンドエッセイ)にも通じます。SGHや今話題になっているアクティブラーニングの中のPBL(プロジェクトベーストラーニング)にも相当すると言ってよいでしょう。

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(教頭山岸先生からは、「21世紀型教育」として発信しますとメッセージを頂きました)

☆要するにハイレベルな卒論ということです。見逃してならないことは、この卒論という学びに到る6年間の過程です。多角的な視点を学ぶ体験が目白押しの立教女学院は、体験で終わらせることなく、必ず体験→リサーチ→ディスカッション→編集→論文→プレゼンという丁寧な学びのプロセスを教師が生徒といっしょに歩んでいるのです。

☆同校サイトにはいると、在校生から卒業生までのショートエッセイが掲載されています。まずは、いくつか見てみましょう。

SMISディスカッショングループ リーダー Mayu K.

玉川模擬国連を通して、私は「知る」ことの大切さをとても実感しました。それは、私たちが学校で教わる自国のことだけでなく、世界各国のポリシー、国益、国民の意志など、積極的に知ろうとしないと見えてこない国の背景を知ることで、本当の意味での「平和」に一歩近づけるということを発見できたからです。

私的感情を排除して行うディスカッションというのは想像をはるかに超えた難しさではありましたが、新たな条約を制定した時にはこれまでにない達成感と喜びを感じました。今回の経験を通して少しでも本校の平和に関する学びに貢献できればと思います。

SMIS新聞グループ リーダー Erika K.

中学3年のときから玉川模擬国連に毎年参加し続け、今年で3回目となりました。今年のテーマの「難民問題」は、現在の国際問題の中でも早急に解決策を見つけねばならないものの1つです。

今回、私は難民を出す立場である中央アフリカを担当し、この問題への異なる視点からの考え方の存在に気づくことができました。意識せずに日本で生活しているだけでは、日本人としての立場からしか物事をとらえることができなくなってしまいます。

グローバル化がすすみ、国と国との距離がどんどん小さくなっている現代こそ、多角的な視点を持つことが重要です。そのことを学ぶことができたこの貴重な機会を与えて下さった全ての人に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

「高校卒論と大学での学び~ 4年間の大学生活を終えて~」立教大学経営学部経営学科4年生

高校での卒論テーマは、『タイにニューハーフが多いのはなぜか』でした。高校時代は途上国の生活や経済について興味を持っていました。タイに住んでいた経験と、土曜集会やARE学習、様々な平和教育等から生まれた興味です。タイでは当たり前にLGBTが受容されていましたが、日本や世界で彼らが差別を受けている現状に疑問を持ったことがきっかけです。そこで、タイでなぜニューハーフが多いのかを検証することで、LGBTへの理解を深め、私たちは何をすべきか考察することを目的としました。

大学のゼミでは、ソーシャルビジネスを学びました。また他に注力した活動として、3年間の学部必修授業のアシスタント活動があります。私の在籍学部では、必修授業の企画・運営・受講生の個別フォロー等を1学年上の学生有志が行います。日々「学びとは何か?」「受講生のために何ができるのか?」を考え抜いた学生生活でした。

立教女学院と大学での経験をもとに、「世界の人々の生活向上に寄与したい」という思いで就活し、無事その夢が叶う企業に就職することが決まりました。今後はその企業で努力し、いつか海外駐在したいと思っています。

「学びの先に未来を描く ~社会人として1年が経って~ 」

立教大学経営学部国際経営学科卒業後、テレビ信州アナウンサーとして勤務しています。高校での卒論テーマは『歌詞に垣間見るマイケル・ジャクソンはどのよう な人物か』でした。高校時代の興味は洋楽。

大学では、英語で経営学専門知識であるマーケティングやマネジメント領域などを学びました。短期留学(カナダのビクトリア、マルタ共和国)や、BSフジの学生キャスターなどの活動も行いました。

社会人として・・・「みんな違ってみんないい。」これは立教女学院の学生生活で教えて頂いたことの一つです。社会人としてこのフレーズの本当の意味が少しずつ分かってきたように感じます。現在はアナウンサーとして「情報を聞く・伝える」仕事をしていますが、今を伝えていると感じる時や取材の中で感じたことや学んだことを自分の言葉として伝えている時、やりがいを感じます。

画面の向こうにいる方と『今』という時間を共有し、表現の幅を広げ、あらゆる情報も『自分の言葉』で『分かりやすく』伝えられるようなアナウンサーを目指します。

☆いかがですか?成長の様子がわかりますね。そして成長の中で、同時にブレナイ「自分軸」が現れているのもわかると思います。

☆2020年大学入試改革があろうがなかろうが、世界が求めている人材は、立教女学院の生徒のように、学び方を学び、探究心旺盛で、世界の痛みをシェアしながら、様々な問題を解決し、グローバルなポジションで、幸せな人間関係をつくることに貢献できる「世界―創造―存在」でしょう。

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