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21世紀型教育の時代【43】 大阪市教委 私立小中校全校タブレット端末活用

☆大阪市教育委員会ホームページによると、「ICT機器等を活用した授業を全小中学校で一斉にはじめます」ということです。

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☆平成28年4月より市立小中学校全校において、タブレット端末等のICT機器を活用した授業が一斉にスタート。その目的は、

ICT機器の活用により、

1)視覚的にもわかりやすい授業を行う

2)子どもたちが自ら考えたことを発表したり、グループやクラスで話し合ったりする学習を充実

3)子どもたちが「自分で考え判断する力」、「自分の考えを豊かに伝える力」、「最新のICT機器を活用する力」の育成を図る。

4)ICT教育支援システムと支援組織を立ち上げ、教員のICT教育スキルの向上

5)ICT活用により、学力等の分析に基づいた教育の推進。

☆などが、目論まれています。こう言い換えると、どうでしょう。

ICT機器を活用して、アクティブ・ラーニングを行える教師を育成、その授業によって、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を育む。

☆1)から5)の要素が、ほぼ詰まっています。ということは、明らかに2020年大学入試改革に伴う、次期学習指導要領を見据えて動いていると推察できます。当たり前なのかもしれません。ともあれ、「教育改革」を前面に出すのではなく、あくまでタブレット端末の導入に主眼をおく戦術。タブレットを活用して行われる授業は、すなわち21世紀型教育を推進するという意志表明でもあるのです。

☆以下は、同ホームページからそのまま紹介します。

1 対象校

 大阪市立小・中学校  422校

2 ICT機器整備内容

•タブレット端末(総整備台数:21,113台)※1

    【全小中学校(モデル校以外)】・・・1校につき基本40台※2

    【モデル校】

     小学校18校・中学校8校・・・小学3年生以上の各学年に基本40台※2

      小中一貫校3校・・・小学3年生以上一人1台

  ※1 教員貸し出し用端末(500台)を含みます。

  ※2  児童生徒数に応じて、整備台数の増減調整をしています。

 なお、タブレット端末については、平成26年度の入札中止をうけ、仕様書を再考のうえ業者決定をおこない、平成28年3月22日より各校に配置しました。

☆1人1台は、モデル校だけではないかと思うかもしれませんが、1校につき基本40台揃っていれば、かなりのことができますね。

☆おそらく実際には、ゲーム感覚で、知識を身に着ける無料のアプリ活用が主流になり、知識を活用することと実は考える事には境界線がないことを子どもたちが自ら知るでしょう。

☆有識者が語る「思考」とは何か?は諸説あり、どれが正しいかわからないのが本当だとするなら、タブレット端末を活用しながら、知識を動員し、整理し、新しい知識を思い切って創ってみる体験をする子どもたちの感覚も思考とは何かに対する1つの見方です。

☆教育関係者が、「思考とは何か?」「知識も大事ではないか?」「アクティブラーニングは難しいのではないか?」「一方通行の講義も大事ではないか?」などといまだに議論しています。

☆そんな時間があったら、子どもと哲学対話でもやればよいのにと思います。しかも、タブレット端末を活用したほうが、学習の習慣をログデータである程度傾向がつかめる解析ができます。

☆子どもが自分でやってしまえる程度のものですが、今までの評価のやり方より、はるかにエンパワー出来てしまいます。

☆時代は、当然ながらデジタルネーティブとかデジタルシチズンに道を開けようとしていますね。

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