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21世紀型教育の時代【44】 北氏の2017年中学入試のパースペクティブ②

☆少し間が空きましたが、<21世紀型教育の時代【13】 北氏の2017年中学入試のパースペクティブ①>のつづきです。2020年大学入試改革については、受験生の保護者には認知されていますが、それだけに不安はつのります。北氏は、中学入試の勉強では、「思考力・判断力・表現力」と「英語力」の学びに注目しておけば、おのずと改革の情報はリンクしてくるので、ご安心をと。

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☆たしかに、子どもの将来がどうなるのかは、心配です。それなのに、大学入試が、親の世代とは全く違うものになるし、それにともない中高からの教育も影響を受けるとなると、知らないではいられないのはもっともです。

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☆しかしながら、ただ不安がっても怖がってもしかたがありません。21世紀は知的基盤社会ですから、足元の「思考力・判断力・表現力」そして「英語力」について、土台をつくれる教育環境を探せば、不安や恐れを払しょくできます。

☆私立学校も、この親の意識変化や不安や恐怖から生まれているニーズに応えられるようにするとよいのではと。当日大妻中野の諸橋先生がセミナーに参加していましたが、このニーズへの対応への俊敏力が、3/26(土)朝刊「日本経済新聞」「讀賣新聞」に、取り上げられていました。さすがです。

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☆そして、このニーズに対応する流れが、2016年入試では、大きなトレンドになったということを、北氏は具体的に検証していきました。

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☆そのトレンドは、「私立中入試の多様化」として顕在化しました。マスコミが「思考力入試」や「英語入試」を、2月1日東京・神奈川エリア入試前夜に取り上げたのはその象徴的な顕れでしょう。

☆またその入試の多様化は、21世紀型教育の顔でもありますから、三田国際や開智日本橋のように、過激な21世紀型教育2.0を推進している学校の生徒募集が多くなるのは、何らかの因果関係があるのでなないでしょうかと。

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☆桐朋が柔軟に2回入試に踏み切ったのは、20世紀型教養主義から21世紀型リベラルアーツに転換したことを意味していますが、やはり人気復活です。

☆21世紀型教育1.0のモデル校鴎友学園女子は、入試回数を少なくして、優秀性を集めるのに成功。ますます、大学合格実績でもJGに肉薄していくでしょう。

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☆もちろん、受験市場が21世紀型教育志望者ばかりではありません。70%は20世紀型教育で、大学合格実績指標で学校を選ぶ保護者です。豊島岡女子、吉祥女子の人気は高いですね。ますます、21世紀型教育志望者と20世紀型教育志望者が分極化していきます。2020年には、当然そのような志向性の割合は、逆転するのではないかと。

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☆男子難関校も、今年人気だった武蔵、海城は21世紀型教育を実践しています。日大や東海大学が人気なのは、大学が大きく変わろうとしている影響をうけているのかもしれません。

☆適性検査型や思考力入試に約4000名集まっているということは、公立中高一貫校と私立中高一貫校の併願をする生徒の増加を示唆しているのではないでしょうかと。

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☆英語入試を実践する学校数も増えているというのは、先述した入試の多様化の流れですね。帰国生入試の応募者増は、必ずしも帰国生の数が増えていることを意味しません。むしろ、積極的に帰国生入試を設定する学校が増えたということでしょう。

☆この英語入試改革でも大妻中野の成功例が取り上げられました。来年は「思考力入試」でも取り上げられるでしょう。すでに有力紙の朝刊で取り扱われているぐらいですから。

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☆大妻中野に一歩先んじたのが、かえつ有明、聖学院、共立女子、品川女子、中村、工学院で、いずれもその「思考力入試」は成功しました。生徒募集という点はもちろんですが、思考力入試を作成し、採点することによって、教師力がパワーアップしたという点は重要ですと。

☆入試問題は、生徒の学ぶ力ばかりではなく、教師の教育力の育成にも相乗的に良い影響を与えるということなのかもしれません。

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