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新たな動き【04】OiC学校 オリジナリティ、イノベーション、クリエイティビティ

☆今親は、タイガーペアレントにもなりたくないし、かといってヘリコプターペアレントにもなりたくない。そして、タイガーティーチャーも求めていないし、ヘリコプターティーチャーも求めていない。

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☆しかし、そうはいっても、現状の学歴社会では、成績を上げなければ、安定した収入を保障するポジションを獲得できない。このジレンマは、日本ばかりではなく米国も共通するらしい。

☆さて、このジレンマはいかにして乗り越えられるのか。

☆このジレンマを解消するために、社会を変える教育を幼稚園から大学院まで思考し、実現しようとしているのが、トニー・ワグナー。彼の著書<「未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの」トニー・ワグナー (著), 藤原朝子 (翻訳)2014年>は、米国の多くの事例が扱われているが、日本の現状にも当てはまる。

☆本書は、2014年に翻訳されているが、原典は2012年にすでに出版されている。世界が21世紀型スキルをで沸き、東京でも21世紀型教育を創る会などが発足し、近代教育の大転換の波が押し寄せてきたときと同期する。

☆2020年大学入試改革が、行われようとしているが、それは近代教育―近代政治経済社会が根底から変わらなければならない世界同時的動きなのだろう。

☆トニー・ワグナーが説く教育は、邦題のタイトルにあるように、子供の可能性を伸ばし、未来のイノベーターを生み出す教育。その教育で最も重要なのは、PBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)。今でいうアクティブラーニングだ。

☆このPBLが重視する子どもの思考力や実行力は次のようなもの。

1:批判的 思考 と 問題 解決 能力    
2:ネットワーク 全体 における コラボレーション と 影響力 による リーダーシップ    
3:敏捷 性 と 適応 力    
4:イニシアチブ と 起業家 精神    
5:情報 への アクセス 力 と 分析 力
6:口頭 と 書面 での きちんと し た コミュニケーション 力    
7:好奇心 と 想像力

☆あるいは、

1:コラボレーション
2:分野 横断的 な 学習
3:思慮 深い 冒険 と 試行錯誤
4:創造
5:内的 モチベーション: 遊び、 情熱、 目的

☆知識を暗記したり、与えられた課題を理解することが中心だった講義形式の授業ががらりとかわるイメージだし、まさに今日本で話題になっているアクティブラーニングの話なのだ。親のジレンマはこの教育方法で解決できそうだ。

☆とはいえ、そんな教育方法を実行している学校はどれくらいあるのだろうか?

☆その学校を探し当て、入学できたところで、卒業後、今のような学歴社会はなくなっているのだろうか。

☆残念ながら、学歴社会はもっと先鋭化しているだろう。ただし、その社会を支えているのは、知識暗記力という学力ではなく、システム×デザイン思考力という学力の競争である。知識暗記力は、AIにお任せすることになるのは周知の事実だ。

☆外部からのプレッシャーによる高ストレス競争社会から内面からのモチベーションによるアイデア競争社会という大きな差があるが、まだまだ競争社会であり、格差はなくなっていないだろう。

☆オリジナリティとイノベーションとクリエイティビティを教育できる学校がサバイブすることになる。頭文字をとって、OiC学校と呼ぼう。

☆このOiC学校の登場によって、はじめて化石燃料奪取の近代社会の経済政治が変わるだろう。人工光合成、人工エネルギーのイノベーションが今までにないオリジナルな幸せな社会を生み出すクリエイティビティを有した人材が育つからである。

☆「OiC学校を探そうあるいは創ろう」。これが今後の大きなテーマである。

 

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