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新たな動き【11】 保護者が工学院を探し当てる新ルート

☆平方校長が工学院に就任して、4年目を迎えます。3年間教育改革を先生方と一丸となって押し進めてきて、ふと振り返ると、続々SGT(スーパーグローバルティーチャー)が誕生し、学びの組織の基盤ができあがっていることに気づきます。

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(同校に立ち寄ったとき、ちょうどiTeamのリーダーが、学内コーチングシステムづくりの戦略会議が行ってました。左から、英語科主任の田中先生、平方校長、学年主任でありeTeamのリーダーでもある加藤先生、中学教務主任の太田先生)

☆工学院の教育改革の基礎は、「授業×評価×テスト」の改革です。授業はすべての授業でPIL×PBL型授業(最も生徒の才能を刺激し、モチベーションを最適化するアクティブラーニング)を実施することです。

☆このPIL×PBL型授業は、当然、評価やテストも変えてしまいます。これは他校ではなかなかできないですが、独自に「思考コード」をつくり、授業と評価とテストを結び付けています。

☆なぜ「思考コード」を創っているかというと、思考には3つの低次思考と3つの高次思考があり、それを授業の中で教師と生徒が共に意識して問いを立ち上げながら思考の飛翔を楽しむためです。

☆同じような問いでも、思考の次元が違うという意識は、今までの学校教育ではほとんどなかったですね。それは、今までの学習指導要領や大学入試問題が低次思考の領域だけセットされていたからなのです。

☆2020年の大学入試改革や学習指導要領の肝は、この低次思考と高次思考の明確な意識なのですが、まだ世の中ではわかっていません。

☆なぜ工学院は、それがわかるのでしょう。実はこれは英語4技能に密接にかかわっているのです。工学院は昨年の中学から本格的改革の実施になったわけですが、その改革の柱の1つに英語教育があります。CEFR基準で、C1英語というものを目指すことにしました。わかりやすい基準に置き換えれば、C1というレベルは、英検1級レベルです。

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☆これを全員の生徒が目指すのですが、目指すからこそB1、B2レベルにはみな到達するでしょう。このB1レベルというのは英検2級で、来年の入試において、早稲田、MARCHの学部の一部がここまでくれば、その外部英語資格試験のスコアを一般入試の英語の試験の代替として活用するということになっています。

☆国立大学や慶應、上智はB2以上ということになると言われています。そして、実は、このB2以上から、たんなる英語の技術レベルというより、英語で高次思考するレベルとなります。

☆田中先生や太田先生によると、英語で高次思考を学ぶのに、他の教科でできないということはないということのようです。特に田中先生はケンブリッジ英語検定機構と連携して、CLILという低次思考から高次思考に飛翔する学びの手法を研究しているほどです。CLILとかCEFRとか、これまた一般にはわからないことだらけですが、世界標準を意識するとそうなってしまうようです。

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☆実際に今の中1と中2のハイブリッドインターナショナルクラスは、ケンブリッジ大学出版の<Uncover>というテキストを使っていますが、このテキストの表紙の左上に、レベルが刻印されています。

☆これによると、中1でA1、中2でA2、中3でB1のレベルを学ぶことになっています。ハイブリットインターは、帰国生が中心となっています。25名くらいのクラスです。すでにこのレベルを超えてしまっている生徒もいるので、そのような生徒には特別授業も行われているとのことです。

☆中3で、ハイブリッドインタークラスの生徒は、英語に関しては早稲田やMARCHの大学入試のレベルは到達してしまいます。そして、このような研究は、当然学校全体で行っているので、昨年の中1から始めたにもかかわらず、全学年に改革の渦が広がっています。

☆4年前から、高校1年生は、10人以上が3か月留学に挑んでいます。彼らは、B2レベルの英語力を身に着けてきますし、彼らの存在が仲間にも影響を与えます。それゆえ、3か月留学1期生が今年卒業しましたが、まだ目立たないにしても、大学合格実績は伸びているのです。

☆来年はさらに伸びます。それ以降も伸びます。2020年には、21世紀型教育改革1期生が卒業しますが、そのときは驚異の実績をあげているでしょう。

☆しかし、それは大学合格実績を出すことが目的ではなく。希望の教師であるSGTと共に、C1英語と高次思考力を身に着け、激変する未来に備えた結果、出るのです。

☆もっと言うなら、2020年大学入試改革や学習指導要領改訂の動きが、工学院の21世紀型教育改革に合わせてくるからです。なぜそうなのか。j時代の声に耳を澄ませばそれがわかります。

☆だから、続々SGT(スーパーグローバルティーチャー)が、工学院で生徒と学びたいと応募してくるのです。今年世界の教育ノーベル賞と呼ばれているグローバルティーチャーTOP10に選ばれた高橋一也先生も平方校長のもとにやってきました。他校でSGHをデザインしてきた素敵な教師も工学院にやってきました。香港、シンガポールの帰国生を長年指導してきた教師も工学院にやってきました。

☆世界大学ランキング15位以内の米国大学に留学・卒業している教師もやってきています。

☆彼らはiTeamのリーダーと学びの組織を形成して、生徒1人ひとりの才能を開花する学びの環境をつくるのに懸命になっています。PIL×PBL型アクティブラーニング授業はその基盤です。

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(工学院はiTeamなどで、リーダーシップ研修も内製化できている!学習する組織の基本ができているということ)

☆この基盤があるからこそ、生徒はそこを足場に飛躍できます。長期留学する生徒、高大連携プロジェクトで活躍する生徒、グローバル・アジアプログラムで起業家精神をトレーニングする生徒、模擬国連でグローバルイシューの解決交渉に挑む生徒など、グローバルシチズンのリーダーとして人生の道を切り拓いている生徒が続々生まれています。

☆そんな嘘だろう。そう思いたい気持ちもわかります。ですから、大手塾のステレオタイプな受験指導だと、工学院はまだ注目されないのでしょう。ところが、こんな保護者が現れました。

☆海外勤務から帰国したある保護者の話です。大手塾に子どもを通わせ、そのステレオタイプな併願ラインナップの指導を受けたそうです。そして、学校説明会に行ってみると、なんて遅れているのだと、これなら公立でよいと思ったそうです。ところが、あるとき、その保護者がインターナショナルスクールの友人や個別指導の塾に子どもを通わせている友人から、たぶん工学院なら満足できるのはないかと情報を得たそうです。

☆ステレオタイプでない情報というところに魅力を感じ、来てみると、ドリームスクールがあるじゃんということになったそうです。しかもグローバルティーチャーTOP10の教師とその仲間たちが、レゴを使ったデザイン思考を育成するPBL型アクティブラーニングを目の前で展開していたというのですから驚きです。

☆まるでシリコンバレーに集う起業家たちが行っている企画会議さながらだったというのです。

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☆これだ!と思い、ハイブリッドインターの授業を覗けば、中1の生徒たちが、グローバルイシューについて議論し、映像を編集してプレゼンしていたのです。もちろん英語で。質疑応答も英語。この自然体は、まさにインターナショナルスクール。でも一条校。

☆似たようなケースで、工学院というドリームスクールを探し当てた保護者が出現し始めたのです。

☆見識ある個人塾、インターナショナルスクール、個別指導の塾などは、大手進学塾がつくったステレオタイプな塾歴を解放する拠点になってきたのかもししれません。いわば塾歴解放区から工学院「超いいね!」と紹介されるようになっているということでしょう。

☆何より、在校生が、本当に自分の学校が変わったと誇りを持ち始めているのが超イイですね。4年前、平方校長が訪れたとき、グローバルだとかPBLとかよくわからないことを言う校長がやってきたと引き気味だった雰囲気もありましたが、今はそんな雰囲気は霧が晴れるようにないですね。

☆中学棟に行くと、生徒全員がiPadを自在に使って21世紀型教育を学んでいます。ICT業界やICT関連のメディアが、いろいろなICT教育の実践例を紹介していますが、それはすべて行われています。しかし、大きな違いは、高次思考のコンテンツが活用されているということです。

☆今騒がれている学習関連アプリは、いずれも高度なICT機器を活用しながら低次思考を養成するコンテンツしかはいっていません。ですから、工学院は記憶のためには活用しますが、高次思考のためにはオリジナルのコンテンツを活用しています。

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☆さて、ホンマの説明ではようわからんと言う方もたくさんいるでしょう。私の説明する力のなさは認めます。しかし、説明し尽くせないほどの学校なのです。

☆それでも、意識の高い生徒/保護者、意識の高い教師が続々工学院に集結してくるという流れは止まりません。この事実をどう理解するかは私事の自己決定です。

☆それでも、しつこいようですが、希望の教師と共に学べるそんな希望の私学を探したいと思ったら、一度は立ち寄ってみてはいかがですか。学びの桃源郷。ステレオタイプな学校探しでは見つかりませんよ。

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