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新たな動き【27】 学びの空間

☆このところ「21世紀型教育は学びの空間のデザインでもある」みたいなことがあちらこちらで言われているし、私も語っています。

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(アクティブラーニングルームといえば、かえつ有明が先駆けで、よく話題になります)

☆もともと学びにおける空間デザインは、アフォーダンスという認知心理学の考え方を活用して、いろいろな人が言っていたのですが、学校の新校舎やリフォームの時にアクティブラーニングスペースがつくられるようになってから、そんな物言いが大きなトレンドになりはじめました。

☆最近、ワールドカフェだとか哲学カフェだとかいう言葉も広まり、円卓になって対話するシーンが多いのですが、このような空間で授業が行われるのも21世紀型教育の特徴ですね。

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☆これは笹塚の駅のホームの写真ですが、いかがですか?そこに安全空間がマインドセットされているのがおわかりだと思います。実は、20世紀型教育の校舎は、ほとんどがこの「安心安全空間」で占められています。

☆きちんと情報を伝達される空間ですね。だから、安心安全空間がくずれるとすぐに崩壊空間になってしまうのです。つまり、抑圧と反抗の空間が20世紀型教育空間です。

☆ところが21世紀型教育は、安心安全空間をベースに発想の自由人になれる「ワクワク空間」が予め埋め込まれているのです。

☆20世紀型教育の安心安全空間でよいこちゃんとして育つと、なかなか海外で学ぼうとしませんね。そんなサバイバル空間に背を向けて内向き志向になりがちです。日本という国は比較的安全と思われていましたから、日本国家自体が20世紀型教育空間の延長上にありました。

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☆ところが最近では、グローバリゼーションの波が私たちの身近な生活にも浸透してきて、つまりサバイブ空間が身近に迫ってきていて、怖がってばかりはいられません。

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☆サバイブ空間では、想定外に対応する思考力、判断力、コミュニケーション力、コラボレーション力、クリティカルシンキング、創造力などが必要です。知識を憶えるだけの安心安全空間では、そのシミュレーションができません。

☆アクティブラーニングで、大学に合格できるのかなんて議論が悲しいかな根強くあるのですが、激動の社会や変化に対応するサバイバルスキルとしての学ぶ力こそが今問われています。

☆フラット化社会とは平等を意味する面もありますが、安心安全の境を突破してグローバリゼーションの激流が押し寄せてくるという意味の方がピタッとくる時代がやってきたのだと思います。

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