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新たな動き【29】 塾歴社会が意味するコト②

☆なんだか西日本と東日本では、経済システムが貨幣ベースと文化的付加価値ベースという違いがあるというような言い方になってしまいましたが、実際にはそんなことはないでしょう。大阪や京都に行ったことがきっかけで、たまたま同じ経済システムでも貨幣ベースでとらえるコトと文化的付加価値ベースでとらえるコトの差異があるなあと気づいたというだけのことでしょう。

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☆経済システムを貨幣ベースでとらえるコトととはどういうことかというと、「金は回る」とする考え方です。文化的付加価値ベースでとらえるコトとは、「金は貯まる」とする考え方です。

☆経済システムは、貨幣が循環することによって成り立っているとするか、貨幣が貯まり、そこに文化的付加価値が生まれることによって成り立つとするか。

☆実は、後者は一時的に貯まっているだけで、回り方の速度の違いの貨幣を生み出すコトによって、その差異を創り出しているだけなのですが、その差異が経済格差をねつ造しているのです。

☆この格差が学歴社会や塾歴社会を生み出している可能性があります。本来生み出された貨幣が全ての人に同じ速度で回っていたら、いざという時のためになどという発想はいりません。

☆何かがあって循環インフラが壊れたときにそのインフラを使う人が貨幣を回すだけです。そんなお金がないよと言われるかもしれません。いやそれは文化的付加価値ベースの経済システムからすればそうなるのでしょう。

☆そうでないシステムを今考えるのは難しいので、そう思ってしまうだけなのです。

☆塾歴社会とは、そのような共同幻想的に正当化され、クリティカルチェックをうけない文化的付加価値を生みだす、回る速度の違う貨幣を多様に開発していくアッパー層の知を生み出す成れの果てなのです。

☆それがおおたとしまささんの著書によって明快に論じられたのです。そして、おおたさん自身、それゆえ2020年大学入試改革は、その行きづまりを打破するべく行われるのが本来的だが、本当にそうなのだろうかと。

☆そこで、石川一郎先生にバトンタッチです。果たして、学歴社会・塾歴社会を生み出してきた文化資本的付加価値ベースの経済システムをぶっこわし、貨幣が等しく回るという意味で等価交換が行われる経済システムを生み出す志が2020年大学入試改革にはあるのかと。

☆お2人の著書は、コインの表裏の関係なのです。

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