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新たな動き【32】 キャリアガイダンス4・12号 「2030学びの環境」へ①

☆<Career Guidance 2016Vol.412>は、保存版。巧んだのか巧んでいないのかわからないですが、これまで世間で論じられてきた2020年に向けての教育改革の制度論を超える生徒の実存ベースの学びの話を2か所取り扱っているからです。

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☆もちろん、ステレオタイプな教育改革論や学習指導要領改訂論、相変わらずモラルコードベースなリーダーシップ論が目白押しです。学びのプログラムもどれもがんばっているのですが、学びの行動計画を見える化しただけのものが多いのですが、中にキラ星のごときレポートが2つ掲載されています。

☆一つは、かえつ有明の学びの取り組みのレポートです。

<大学進学実績よりも「学びの環境」で生徒や保護者を惹きつける学校に>

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☆3人の先生の取材によるレポートです。大学進学実績はどうでもよいのはありません。進学実績のために手っ取り早い目先の勉強を押し進めるわけではないということです。もしそんなことをやったら、中高6年間、高校3年間という貴重な疾風怒濤の思春期を耕すことができません。

☆この時期に何を感じ何を思い何を理想とするか。その「自分軸」を構築することがおざなりになっては、社会というあるいは世界というサバイバル空間で生き抜くことは難しいのです。

☆「自分軸」と「知のサバイブスキル」を身につければ、大学受験という安心安全な守られた勉強空間をなんなんく突破していけることでしょう。重要なのはその先なのです。

☆このような確信は、もう一つのレポートにも重なります。

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☆OECD教育局シニア政策アナリスト田能美保氏へのインタビュー記事です。2030年という時代が、今の中高生にとってどれほど厳しいサバイブ空間になっているかという認識があります。

☆AIロボットの急速な進化がもたらす危機意識は言うまでもありませんが、2011年の東日本大震災から教育の復興を支援するOECD東北スクールの取り組みの意識も足がかりになっています。現状のヨーロッパの移民問題、貧困問題、テロリズムなど状況もあります。

☆この高い意識が、昨年“EDUCATION 2030”というプロジェクトを立ち上げたのです。これはかえつ有明が、「プロジェクト科」を立ち上げた想いとシンクロします。

☆おそらくこの2030年のサバイブ空間をいかにしたら幸せな空間にできるのかという思いは、世界のゴールデンルールで共通するのでしょう。

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☆そして、やはり昨年国連もまた「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」、つまり17のグローバルゴールを採択したのです。OECDもかえつ有明も、未来の留学生が直面する2030年の激震を回避するためにはやくも動き始めているとうことでしょう。

☆本来2020年大学入試改革もゴールはそこなのですが、どうもドメスティックな制度論のしがらみに足元をすくわれそうな動きも見え隠れしています。

☆そこを突破するためにも2020年の向こうのグローバルゴールに向かって「2030学びの環境」をデザインすることがポイントということです。

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