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新たな動き【47】 工学院の異次元の授業①

☆工学院大学附属中高では、在校生保護者対象の恒例の授業公開ウィークが始まっています。世の中が、ようやくアクティブラーニングだとかタブレットに代表されるICT関連ツールを活用した授業だとか話題にするようになった昨今、同校は、改革4年目に入り、さっさと異次元の授業に突入しています。

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(岡部先生は、ネイティブスピーカーの先生の絶大な信頼を得ています)

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☆工学院の授業改革の最初の2年間は準備期間で、昨年の中1(現中2)、今年の中1が改革実施の学年です。ハイブリッドなクラス編成で、イノベーティブな授業が展開されているのは、本ブログでも幾度か紹介しています。

☆しかし、改革準備段階で行われてきている中3の授業が実におもしろいのです。なぜかというと、2020年大学入試改革一歩前の学年で、工学院のみならず、世の中も、前倒しで変わる実験をしている段階に相当する学年だからです。

☆すなわち、ある意味自由に授業デザインを探究できる学年で、おそらく幻の授業になるはずです。工学院の改革モデルは、今の中1、中2が順次持ち上げっていくわけです。そういう意味で、中3の授業の種は、すでに品種改良されているからです。

☆ですから、中3の授業には、改革授業がカタチになる以前の質料というか原形質がそのまま生き生きと存在しています。この質料が、改革授業というカタチに現実態と化するエナジーなのです。

☆工学院の改革授業が異次元に突入できるのは、このエナジーがリスペクトされているからです。

☆たいていは、この部分はカタチになる前なので、よほどの見識者でない限り、見過ごし、忘却してしまいます。

☆すでに世の中は、アクティブラーニングは手段や方法論であり、ICTや英語はツールであるという言い方をしています。

☆エナジーを忘却した道具化が、歪みを生み出す機械になることは、近大化のパラドクスであり、フランケンシュタインのように、多くの文学作品やSF作品で語り継がれてきました。もちろん、作品はリアルな世界のメタファーです。フィクションでありながらノンフイクションでもあるのです。今もまた、世界中で、AIによる人間のアイデンティティへの影響について問われているぐらいです。

☆人間は、なぜか歴史に学ばないのですが、閉塞状況人陥ると、再びその根源的なエナジーのルネサンスが起こるのです。

☆日本の近代教育の閉塞状況が、工学院の中3の授業にその根源的エナジーの燈をともしたとのでしょう。

☆いずれにしても、言語道具説、技術道具説が横行してきたアクティブラーニング論は、とっても危険です。

☆工学院の日本の教育史における意義は、21世紀型教育を牽引し、20世紀型教育の近代化のパラドクスを解くとともに、21世紀型教育で再び生まれるパラドクスのリスクマネジメントをするリーダー校の1つだということなのです。

☆これを保守しているのが、IBです。しかし日本語IBなどという、IBの道具化が日本では始まっています。日本の教育の悲しいところは、人間道具説にすぐに陥ることです。

☆なぜか、授業を実際にやらない、テストを実際につくらない、評価を実際にしない権威者の声が大きいからです。彼らにとって、自分がやったことのないものは、道具に過ぎません。昔から仏作って魂入れずといわれています。先人が日本文化について言い当てた真理なのでしょうか。

☆21世紀型教育のもう一つの牽引校三田国際も、大橋学園長が<Soul>が大切であることを折に触れ、繰り返し語っていますが、やはりそこは忘却されやすいからです。

☆英語とオンライン学習のイノベーション、ネイティブスピーカーの先生方、日本人の先生方が一体となってエナジーを生み出す工学院の中3の英語の授業をまず視てみたいと思います。

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