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新たな動き【55】 大阪聖母女学院、聖母被昇天から始まり、聖セシリア、清泉 カトリック校続々動く

☆首都圏模試センターによると、2017年度中学入試に向けて、続々入試改革が生まれています。2020年大学入試改革に対応するために、英語市場、eラーニング市場も活発化していることもあり、「英語」入試と「思考力・判断力・表現力」入試の新しいカタチが創意工夫されています。

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(「私学の魂」シリーズの聖セシリアの記事必見!)

☆昨年までは、「英語」入試と「思考力・判断力・表現力」入試は、それぞれ単独で行われていましたが、2017年度は、すでに八雲学園聖セシリアが発表しているように、両方掛け合わせた入試が開発され始めました。

☆2020年大学入試改革の肝は「4技能英語」と「思考力・判断力・表現力」ですから、きれいに重なり合うわけです。

☆2020年大学入試改革に対応するという目先の動きに右顧左眄してどうすると嘯くところもまだありますが、OECD/PISAの動き、ユネスコの動き、昨年国連で採択されたSDGsの動き、そして、そのグローバルゴールズの1つ教育のクオリティを世界中の子どもにという目標に集中したG7教育相会合で採択された「倉敷宣言」。

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☆どうやら、教育問題を解決する世界的・歴史的な動きに、2020年大学入試改革は連動しているようです。この世界の痛みを解決するグローバルゴールズに向けて動いていると理解すると、2017年度中学入試のダイナミックな展開は、歴史的意義があると言えるかもしれません。

☆それがゆえに、もう一方で、本ブログでもすでに紹介していますが、保守的であると思われがちなカトリック校も大きく動き始めたと読み解くことができます。先月4月に、大阪聖母女学院、聖母被昇天が、21世紀型教育に大転換することを宣言し、今回も聖セシリア清泉が新入試を行うというのです。みなカトリック校です。

☆カトリック校は、2020年大学入試改革が、表層的な大学受験改革だったとしたら、動じなかったでしょうが、その改革の背景が見えたとき、自らのミッションで動き始めます。そして、そのミッションはすべてのカトリック校が共有していますから、今後続々21世紀型教育に転換していくでしょう。

☆たんにマーケットが欲しているだけでしょうと問われるかもしれませんが、マーケットというのは、紆余曲折はありますが、最適な均衡を求めて動くものです。今回の英語市場やeラーニング市場の動き、私学市場の動きは、このグローバル市場の倫理的最適化の均衡をめぐって動いていると考えることもできるのです。

☆そう見通すと、ゴールデンルールにのっとってグローバルゴールズを解決するための知を育成する21世紀型教育は、カトリック校にとっても、神の意志と重なり合うのです。もちろん、カトリックに限らず、≪私学の系譜≫に連動します。

☆2017年度入試の動きは、かくも興味深い展開となるでしょう。

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