学校選択のための評価のメガネを磨く<08>子どもの才能と学校のマッチング②
☆たとえば、「開成」と「開成学園」です。受験市場は「開成」を偏差値エリアでとらえます。しかし、≪私学の系譜≫では、クリエイティブスコアエリアでとらえます。
☆さて、「開成」>「開成学園」なのでしょうか、「開成」=「開成学園」なのでしょうか。「開成」<「開成学園」なのしょうか。
☆麻布の場合は、「麻布」<「麻布学園」ですね。しかし、両校とも偏差値エリアとクリエティブスコアエリアのヤヌスの顔であることに違いはありません。
☆しかし、どっぷり偏差値エリアに浸り、偏差値が高いことは建学の精神も高く評価されていると倒錯している学校もあります。われこそはエリート学校だと。
☆一方、偏差値が高いかどうかはまったく関係ない。クリエイティブスコアが高いのだという「自分軸」=「建学の精神」に自信を持っている学校もあります。
☆そのような学校は、入学時たとえ、偏差値が低くても6年間で伸びる才能開花の学びの環境をつくっています。
☆すなわち、偏差値と建学の精神を等価だとショートしている学校は、建学の精神の本質が空洞化している可能性があります。建学の精神に共鳴したというだけで、その学校を選ぶと、精神はなかったということになりかねません。
☆偏差値は低くても、偏差値が高くても、生徒1人ひとりの才能を建学の精神にあるように開花する教育であるかどうか、その質を見極めることが大切です。
☆それにしても「開成」と「開成学園」、「麻布」と「麻布学園」はエッシャーの滝のようにショートしています。塾歴社会から抜け出るにはどうしたらよいのでしょう。それにはエリートスクールとクリエイティブスクールのように次元をきちんとわけて考えることですね。
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