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新たな動き【85】大妻多摩 ≪私学の系譜≫を導く21世紀型教育

今、首都圏模試センターWeb限定版がおもしろい。大妻多摩の記事を読んでいてそう感じました。その学校の教育の全貌が見えます。過去・現在、そして未来も映し出されています。そんな中で、極めて重要な「私学の魂」がかなたに見えるように編集されています。

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☆大妻多摩の記事は、いきなり「桜の季節が過ぎると欅の緑が目にも鮮やかになります。正門までの道の両側には白やピンクのハナミズキの並木が続き、門をくぐると階段の両側にはつつじが咲き誇ります。学園通りの途中には創立者大妻コタカ先生と愛猫の銅像があります。芝生のグラウンドを右に見ながら欅並木をまっすぐに進むと中高の校舎に到着します」から始まります。そして沿革の説明に鏡がでてきます。

Neko
☆自然、猫、鏡と出揃うと、もうキキとジジを思い浮かべないわけにはいきません。それとアリスワンダーランドです。

Majyo
☆大妻多摩の人気の背景には、そんなイメージブランド戦略があったのかと、いまさらながら創設者大妻コタカの先見性に脱帽です。

☆特にアニメでは、キキが、自分とは何か迷った時に、森のアーティストである友人のところに相談に行くのですが、そのシーンは実に大妻の建学の精神「恥を知れ」の意味が現れるところです。

☆10年以上前に、現理事長の花村先生とパネルディスカッションをやったときに、事前の打ち合わせで、「恥を知れ」の話になったのです。

☆先生に、「本間さん、恥を知れという校訓についてどう思われますかね」と聞かれて、トンチンカンなことを返した時のことです。「そうそう、まあ、そうでしょうね。でもね、この精神をハイデガーの≪明け開けLichtung≫という切り口で解くとおもしろいのですよ」と言われたのを思い出します。

☆なんでも当時花村先生は大妻の理事で、理事長がハイデガー研究家だったそうです。ですから、理事長のことを深く理解するために、彼の本を読んでいったら、そこに行きついたというのです。

☆森というのは、気づくと森の道が開けている。そこを歩くのはもちろんわれわれ現存在だけれど、その森はまるで何か向こうに存在があるかのようではないか。この存在論的差異が恥を知れという言葉には含まれているのだと。

☆現存在は、存在を気遣いながらも、忘れるし、存在の方は自らを隠す奥ゆかしさを持っている。森の道を歩いていくと、ある時点で、その道を草木が覆い、見えなくなることがあるでしょう。あれですよと。

☆大妻多摩の自然は、森とまではいきません。というよりも、むしろ隠すのではなく大事なものがそこに光り輝いている感じで、まさに「明け開いて」いる感じです。その話を聞く前に、大妻多摩を訪れたときに、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ ホ短調 第21番 第2楽がどこかからともなく響いてきたように感じたのですが、存在の「明け開き」を暗示していたのかもしれません。

☆首都圏模試センターの記事は、そんな私の個人的な記憶をも呼び覚ましてくれました。

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☆もちろん、新たな21世紀型教育についても、新しい入試への挑戦についても詳しく書かれています。ぜひお読みください

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