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新たな動き【107】 三田国際の人気の秘密はまだ理解されていない。

首都圏模試センター「2016年7月統一合判」の志望者数関連データ」によると、三田国際の複数回入試の志望者総数の前年対比は、154.0%。人気の勢いが止まらない。先週土曜日、中1から高2までの保護者対象の授業公開が行われていたようだが、サイトの写真から人気がでる秘密が見え隠れしている。

Mita
(写真は同校サイトから)

☆各私学や情報シンクタンクは、三田国際の人気のリサーチをしていて、そのマーケティングの方法だとか、アクティブラーニングやサイエンス、インターナショナルクラスの在り方を懸命に探っている。

☆三田国際の真似をして説明会のプレゼンに動画を使うようになった学校も多いだろう。しかし、それでも人気が出ない学校もある。逆に減っている学校もある。

☆私もよく聞かれるから、少し説明するけれど、たいていはそんな本質的な話では人は集まらないでしょうとか、深いアクティブラーニングなんてわけがわからない、もっと具体的にわかりやすく教えてくれと。目先のことが大事なのだと激昂される。

☆「具体的にわかりやすく」というフレーズを言っているようではもはや三田国際の人気の秘密はわからない。それに目先のことですよ、目の前の子どもの成長について語るのは。それなのに、そんな内容では生徒募集はうまくいかないのだと。

☆そんなのでは、もはや終わっている。絶対にそんな学校を受験生に紹介しないぞと決意を固める。もっとも、ホンマの言うことなんか受験生の親はなんとも思っていないということなのかもしれない。たしかにそうだ^^);。

☆なぜか招かれて話をしてみるが、ポジティブな面を話せば、提灯だと言われ、ちょっと突き刺すと難しいと言われ、挙句の果てには、森上先生や安田先生は存じ上げているが、本間さんのことは知らなかったと言われる。まあそうでしょうねと回答するしかない。両先生はタイトルがあるけれど、こちらはナチュラルのままで、無手勝流だし^^)/。

☆世の中こんなものだと思って、三田国際を時々訪れると、私の話は、難しくも何ともないというのが、三田国際の学校の先生方の心遣いだ。

☆そりゃあ、相互に理解ができれば、当然応援したくなるよね。しかし、ここにこそ三田国際の人気の奥義がある。だって、こちらが理解したら、提灯だと言い、こちらの言うことはわからないという関係ってコミュニケーション不全症候群ってやつでしょう。そんな学校を私だけかもしれないけれど、応援したくなるかなあ。

☆その点、三田国際の先生方は、誰に対しても、話をじっくり聞き、そこで終わらずに、理解をする。理解しないで、ただ聞いてくれるだけでもすごいのだけれど、その懐の深さだけではなく、知の見識もあるのだ。

☆ハーバーマス―コールバークの話で盛り上がることも難なくできる。ある新聞社の社長とハーバーマスのコミュニケーション段階とタキソノミーの話をしたときに、そんなことが教育に関係するのかねと一蹴されてしまったことがあるが、三田国際のレベルは、説明会で決して見せないけれど、そんなことは当然だという豊かな知の泉がコンコンとわいている。

☆「伝える」とか「言葉」とかいうことに関しても、ヴィトゲンシュタインの話で盛り上がることもできるし、だいたい授業でヴィトゲンシュタインをめぐる言語論が展開しているぐらいだ。授業でも説明会でも、「言語論」がベースなのが三田国際。「言語」がどうのこうのという理屈は嫌いだという理事長もいる。「言語」は理屈ではない部分がいっぱいあるが、そこに耳を傾けようとしない。

☆かくして、学校の中には「言葉」の「意味の病」にかかっているところもあるが、そんな話を理解できる学校は、今のところ三田国際と数校である。ある学校で話したら、なんでそんな不吉なことをいうのかと激昂された。

☆ますます三田国際の教育力に魅了されてしまう今日この頃である。

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