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新たな動き【108】 本郷 変わらぬ人気 生徒が変える学校

首都圏模試センター「2016年7月統一合判」の志望者数関連データ」によると、本郷の複数回入試の志望者総数の前年対比は、108.9%。隔年現象が成り立つくらいたくさんの生徒が集まる不動の人気を誇る学校。

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(写真は同校サイトから)

☆同校は、偏差値と大学合格実績に価値を置く受験生/保護者が志望するいわゆるエリート校。部活も大いにやって勉学も励むという文武両道が校風の大きな位置を占めている。

☆しかしながら、表現は嘘をつかない。創立90周年記念事業として行われてきた校舎建て替え工事によって、 平成24年3月に4号館、平成26年2月に2号館が竣工した。

☆空間の作りが実に学びのインスパイア―が生まれるようにできているので、未来の学びへのシフトを想定していることは明らか。

☆何より学校長佐久間先生のメッセージにおいて、「グローバル化・ICT化・少子高齢化」という予測できない急速な変化を見据え、そんな未知の時代を力強く生き抜くために、どうしたらよいのか洞察されている。

☆「コミュニケーション力」、「問題解決力」、「知識活用力」、「語学力」などが重要ではあるが、それらをつなぐ根っこの 「どんな困難と対峙しても逃げることなく(強健)」、「他者との関係を常に意識し自己中心的な考えを捨て(厳正)」、「自分の役割を最後まで全うする(勤勉)」という校訓の教育活動を貫い抜いていく強靭な意志の力を語っている。

☆リーダーシップ、MFO(mann for others)精神、自分軸。これぞ実は主体的・対話的な深い学びとしてのアクティブラーニングの根っこ。

☆本郷自身が21世紀型教育をビジョンとして掲げるかどうかにかかわりなく、無意識層で、すでに21世紀型教育にシフトしているのだと思う。

☆受験生も、タイプ①③は合格しにくい。

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☆やはり、タイプ③が多いだろう。しかし、中にはタイプ④で「解き方の自動化」が70%くらいまでしかできていない生徒も合格している。このタイプ④の生徒が入学後、本郷の無意識層にある才能をインスパイア―させる21世紀型学びの環境を活用しだす。

☆今のままの入試問題だと、タイプ③と④の区別はつかない。だから、タイプ④の生徒が積極的に志望するような思考力型問題を出題するようになると、本郷は俄然変わってくる。

☆タイプ②の生徒には、21世紀型教育の環境が意識的に形成される必要があるが、タイプ④の生徒は、20世紀型教育の環境でも、自ら21世紀型教育環境を切り拓く。

☆本郷は、そのような生徒によって「予測できない」進化を遂げることになるのではないか。

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