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新たな動き【116】 桐朋 今年も人気の意義

首都圏模試センター「2016年7月統一合判」の志望者数関連データ」によると、桐朋の複数回入試の志望者総数の前年対比は、116.3%。桐朋の人気の復活の意味は実に大きい。

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(首都圏模試センターの桐朋のレポートは、21世紀型教養主義が語られている。)

☆戦後、桐朋学園として全く新しい学校として生まれ変わったとき、初代の理事長・校長は務台理作だったが、フッサールやヘーゲルの研究者であり、なんといっても戦後教育基本法の成立に貢献した私学人。

☆しばらく世の中は、高度経済成長期、バブル崩壊、経済の空白を経ても、格差社会を生み出す20世紀型経済社会を抜け出すことができず、桐朋の教育理念も忘却されかかったかにみえた。

☆しかしながら、さすがに21世紀型教育を認めざるを得ないほど、脳科学やコンピュータ科学、遺伝子工学、宇宙物理学などの飛躍的な発展が、そのサイエンス思考と同時にそのパラドクスを創造的に問題解決する道を模索させることになった。

☆キター!ッ。桐朋の出番である。20世紀末から始まった塾歴社会勃興のときとは違い、今や創造的生産手段を個々人が手に取ることができるようになった。それゆえ、創造的思考を活用する学びの機会は、すべての子どもたちに開かれるようになった。

☆ただ、その学びの環境がまだ整っていない。そういう意味では桐朋は、合格率80%以上の偏差値は65を超えるだろうが、偏差値55の生徒にも開かれている。もちろん、それなりに勉強しなければならないが。

☆このことは、MARCH以上の大学にはいるには、知識を暗記する勉強が重要であるという間違った認識をもっている生徒に勇気を与えることになるはず。

☆桐朋を受験する準備もまた知識を暗記するだけではうまくいかない。偏差値55の生徒が桐朋に合格するには、思考力を学ばぶ必要があるからだ。

☆思考力は偏差値65以上の生徒が学べばよく、それ以外はまずは基礎基本である知識を暗記しなさいという暗黙のルールが脱構築されるきっかけを、桐朋人気は生み出すに違いない。

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