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新たな動き【118】 森村学園 特に女子に人気

首都圏模試センター「2016年7月統一合判」の志望者数関連データ」によると、森村学園の複数回入試の志望者総数の前年対比は、141.8%で、特に女子は男子の1.5倍の志望者数。これは日本の未来の女性の行方について知る手掛かりになるかもしれない。

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(同校サイトから)

☆森村の人気のポイントは、上記のグラフにも顕れているように、

1)大学合格実績の飛躍が著しいこと。

2)それに加え、ニュージーランド修学旅行やオーストラリア語学研修があり、グローバル教育にも目配りされていること。

3)言語技術プログラムという21世紀型教育の基礎があること。

4)つくし野という小さな自然をイメージをする場

5)品格と知的な校舎&キャンパス

Morimura
(教育内容については、首都圏模試センターのweb版限定の「私学の魂」を参照のこと)

☆ということだろう。つまり、実績と教育の質が安定しているということがポイントだと思う。

☆驀進する三田国際の場合と比較してみると、1)は今の中2が卒業する2020年には、海外大学を含めドカーンと実績が出る期待値がある。2)は毎日がオールイングリッシュのインターナショナルクラスが3クラス/学年ある。3)は国語自体がヴィトゲンシュタインやハーバーマスなど現代思想の言語理論がベースでアクティブラーニングが展開している。

Mita
(三田国際の教育内容については、やはり「私学の魂」が参考になる)

☆4)については、同じ田園都市線沿線だが、森村は小さな森とまではいかないが、自然があるというイメージ、三田国際はユートピア田園都市の街並みで、キャンパス自体日本庭園風になっている。どちらも甲乙つけがたい。5)も同様であるが、三田国際の方がサークル上の対話空間が随所に盛り込まれ、学園生活そのものがアクティブラーニングで満ちている雰囲気が生まれている。

☆というわけで、森村はいわゆる偏差値×大学合格実績中心主義ではなく、21世紀型教育の基礎を土台にしているが、三田国際に比べて、ハイリスクアプローチではない。

☆おそらく21世紀型教育へのローリスクアプローチという安心安全志向の女子受験生が多く集まり、ハイリスクアプローチの三田国際でリスクテイク志向の女子及び男子が三田国際を受験するのだろう。

☆未来の女性は、男性中心主義的な20世紀型教育より人間すべてに機会が広がる21世紀型教育を志向するだろう。しかし、ローリスクアプローチかハイリスクアプローチかは迷う。2020年という大変革を前に、まだリスクテイクしないという選択判断も大いにありだろう。

☆森村は時代の変化に応じて、リスクをあげていくだろうから、まずは森村に入学して、あとは様子をみながら教育の変容がゆっくり進む学校が安心安全だということではないか。

☆男子の志望も少しずつ伸びているが、これはやはりローリスクアプローチの21世紀型教育に傾いてきた男子受験生が増えてきたということだろう。しかし、依然として「偏差値×大学合格実績」中心主義=保守主義が多勢である。だから、女子に比べ志望者増が抑えられているのだろう。

☆どうやら、保守主義、ローリスクアプローチ21世紀型教育、ハイリスクアプローチ21世紀型教育という選択志向性の違いが見え隠れするビジョンが、森村学園を通して見えてきた。激動の時代をどう生きるか。森村学園の真摯な問いの矢が受験生に放たれている。

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