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2016年7月首都圏模試「統一合判」保護者会レジュメ in 工学院②

〇2つの学校選択の考え方:クリエイティブスコアと偏差値の掛け算で考える。

☆大きなうねりがファーストクラスからクリエイティブクラスへ、インターナショナルシティからクリエイティブシティへ、エリートスクールからクリエイティブスクールへ、知識技能重視から高次思考重視へという流れが、偏差値だけではなくクリエイティブスコアという基準も求められるようになってきます。

Criative_school

☆この流れを受けいれ、子どもの未来を拓くべく21世紀型教育にシフトしているクリエイティブスクールは、学校の顔としての入試問題も変えています。

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☆首都圏模試センターのデータに基づいて、上記のように分析してみました。一般入試、いわゆる2科4科入試は、知識理解が中心の問題と思考力型問題を抱き合わせている入試に分かれます。

☆前者だけメインに入試を行う学校は、55%です。15%は2科4科のような一般入試でも麻布に見られるように思考力型入試をメインに行う学校です。

☆一般入試のみならず、適性検査型や思考力入試(自己アピール、自己発見入試なども含む)、英語入試も行う学校の割合は上記のようになります。

☆適性検査型は、低次思考でも高次思考に道を開く記述式型問題で、思考力入試や英語入試は高次思考に突入しています。

☆思考力型問題を埋め込んでいる入試は一般入試ですから、内容を分析しないで形式だけでわければ、70%が一般入試中心であるようにみえます。しかし、それを分けることによって、麻布や開成のように、今までエリートスクールである、つまり塾歴社会化されていると考えられてきた学校もクリエイティブスクールだったのではないかと見方を変えることができます。

☆明快に21世紀型教育を行っているという学校は30%。潜在的な21世紀型教育を行っているところも合わせれば45%となり、クリエイティブスクールは45%シェアと言えるかもしれません。

Cs
☆クリエイティブスコア(CS)は、まだメジャーではなく、学校説明会に足を運びながら、保護者の方々が自分でつくるしかありませんが、私の方でこの秋に創ってみようと思います。とりあえず、いくつかの例を以下に示します。

Cs_2
☆三田国際や工学院、桜丘、聖学院などは、クリエイティブスコア(CS)でみると、非常に魅力的に映ります。しかも偏差値も毎年あがってきています。海城のようにCSも偏差値も高いところもあります。麻布や開成もCSは悪くはありません。偏差値も高いですね。やはり両者の掛け算で学校を選択していく新しい道が生まれているというのが、大きなうねりの影響なのだと思います。

☆クリエイティブスクールの一覧を以下に示します。複数回入試がある場合、その中で最も高い偏差値(首都圏模試センター発行の2016年7月予想偏差値)を採用しました。

開成:77
渋谷教育学園幕張:76
栄光学園:75
麻布:74
女子学院:74
慶応中等部:74
渋谷教育学園渋谷:74
海城:73
慶応普通部:73
市川:73
武蔵:72
洗足学園:72
早稲田実業:72
慶応湘南藤沢:72
栄東:71
鴎友学園女子:70
桐朋:69
早稲田高等学院:69
逗子開成:69
広尾:68
立教新座:67
立教池袋:65
晃華学園:65
立教女学院:65
芝浦工大柏:65
開智:65
成蹊:64
成城:63
湘南白百合:63
公文国際:63
山手学院:63
共立女子:62
恵泉女学園:62
カリタス女子:62
大妻中野:60
三田国際:60
桐光:60
香蘭女学校:59
田園調布:59
順天:59
湘南学園:59
桜美林:58
芝浦工大:57
かえつ有明:56
茗溪学園:56
静岡聖光:54
開智未来:54
藤嶺藤沢:53
開智日本橋:53
工学院大学附属:52
八雲学園:51
聖学院:50
明法:50
昭和女子:50
文化学園大杉並:50
桐朋女子:49
中村:49
聖徳学園:49
実践女子:48
女子美:48
東京家政大:48
横須賀学院:47
玉川学園:46
トキワ松:45
文京学院大女子:45
玉川聖学院:43
土浦日本大学中等教育学校:43
富士見丘:41
和洋九段女子:41
桜丘:41
東京女子学園:40
啓明学園:40
国際学院:40
自由学園:38
自由の森:37

〇学力アップのための発想術・思考術。

☆学力が伸びるタイプは4つあります。

4
☆①③タイプは、あるところで大きな壁にぶつかります。それを突破するには「発想術」が必要ですが、それにたいする用意が中学受験の段階でされていないので、中高で苦労するかもしれません。世界がファーストクラスとクリエイティブクラスの併存状況が当面は続きますから、今までの選択パターンだと、まずはエイリートスクールでがんばっていくということでしょう。

☆発想術に興味がないのに、いきなりクリエイティブスクールに通い始めると、正解のない問いかけが目白押しで、モヤ感が結構苦痛になって退学などということもあります。

☆逆に②④タイプが、エリートスクールを選択すると、才能が開花しなくなる可能性も高く、それはそれで苦痛で、自由を求めて他校に編入ということも起こります。

☆エリートスクールとクリエイティブスクールとの間のせめぎ合いで、学校選択も揺らぐかもしれませんが、それがゆえに、最適なマッチングをめぐって学校選択について検討吟味することは、やはり大切です。

☆保護者会では、できるだけ具体的な入試問題を例にとりながら、「発想術」「思考術」に触れたいと思います。

☆興味がある方は、8月にGLICCでゼミを開催する予定ですから、ぜひご参加ください。東大や一橋大学、早稲田、慶応などに進学した学生や麻布や開成に進学した受験生と共に学んで発見した「8つの発想術」と「11の思考術」を実際にトレーニングしたいと思います。

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