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新たな動き【98】渋谷教育学園・富士見丘・聖学院・大妻中野

☆渋谷教育学園渋谷&幕張の偏差値や大学進学実績などは、生徒数のサイズが違うからその違いをとやかくいってもしかたがない。教育の質で比較するとどうなるかが重要なのだろう。CS(クリエイティブスコア)を出してみると、やはり同質である。校長が同じだし、両校ともSGHであるのだから、当然と言えば当然だ。

Cs2016_2
※「クリエイティブスコア(CS」の基準については、「学校選択のための評価のメガネを磨く<10>クリエイティブスコア①」をご覧ください。

☆さて、このCS表でわかることは、渋谷教育学園グループと富士見丘、聖学院、大妻中野のCSは同スコアであるということ。

☆決定的に違うところは、グローバル大学入学準備教育の項目。世界大学ランキング100以内に何人はいっているかが基準になっているから、東大にたくさん合格させている渋谷教育学園グループはスコア3である。

☆他の3校は、21世紀型教育を促進して、まだ日が浅いから、グローバル大学入学準備教育は行っているが、その成果が出るのは2020年ごろ。しかし、確実にここは伸びるから、CSはさらに伸びる。

☆一方渋谷教育学園は、大学進学実績はさらに伸ばすだろうが、CSとしては「3」以上でも以下でもない。それゆえ、プラトー状態になる。

☆最終的に、偏差値50くらいで、伸び悩んでしまったら、そのときは、CSが今後渋谷教育学園以上になる予想が立つところを選択肢にいれるのもありだろう。

☆なんといっても、渋谷教育学園のすばらしいところは、「自調自考論文」という麻布の「論集」と同じレベルの論文編集プログラムがあることだ。「自調自考」というコンセプトは、武蔵の真似をしたという。学びとは真似ぶということは常識だから、これは渋谷女子からトランジッションする際に、重要なことだったと思う。

☆理事長校長の田村先生が麻布出身ということもあって、麻布の「論集」に学んだこともすてきだ。

☆また田村校長は、政財界に強いネットワークをもっているから、丸の内の金融業界、永田町の文部官僚のコネクションも活用し、渋谷教育学園の教育の質をアップするためにパワーエリートの力を発揮している。

☆それゆえ、エリートスクール志望者に大人気。しかし、ここにきてSGH校に認定され、どうやらクリエイティブスクールにシフトする動きが加速している。

☆受験する側は、東大やハーバードなどのアイビーリーグには入れればよいので、エリートスクールであろうがクリエイティブスクールであろうが、関係ないだろうが、2020年大学入試改革のモデル校という位置づけがSGHだから、学校当局はそうも言っていられない。

☆SGH校は、ルーブリック評価、PBLというアクティブラーニング、B2英語、高大連携などが必須なので、本来、麻布や開成と同レベルのCSであったが、一気にそのスコアは上がった。

☆富士見丘や順天もSGH指定校、大妻中野もSGHアソシエイト校であるから、そういう意味では、この文科省の政策は、相当な効果がある。

☆聖学院や三田国際、工学院、海城は、SGH指定校ではないが、独自路線でIB(国際バカロレア)のエッセンスを研究し、それ以上の教育を一条校ですでに形成している。

☆IB教育は、SGHのプログラムよりもクオリティやクリエイティブティは、破格なのでそういうことになる。

☆中学受験生の保護者には、まだまだIBやSGHが今後の教育の質にどのように影響してくるのか認知されていないが、その重要性に気づいている保護者が駈け込んでいる学校が、三田国際、工学院。海城、聖学院、大妻中野そしてかえつ有明という流れになっている。

☆私がこう書くと、独断と偏見だと揶揄する方もいるが、激動の局面を迎える時、真実の語りはなかなか認められないものだと思っている。

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