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富士見丘 シリコンバレー流教育手法 デザイン思考×STEM

☆今月8月の第1週目、富士見丘で、クリエイティブマインドセットの竜巻が巻き上がった。同校を知のトルネードが包み込んだのだ。生徒はシリコンバレー流儀かつスタンフォード大学デザイン思考流儀のイノベーション創発に挑戦。オールイングリッシュで、女子生徒限定という21世紀を牽引する女性のクリエイティブリーダー創発の時空が展開した。富士見丘の生徒以外も参加するラディカルコラボレーションのスタイル。

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☆一方、教師、教育関係者も、21世紀型発想法であるデザイン思考を体得しようと全国各地から集結した。

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☆主催は、SKYラボとigsZ。後援は、日本私学教育研究所。そしてラディカル・コラボレーションとして富士見丘も参加し会場提供などのサポートをした。だから、富士見丘の教師と生徒だけではなく、広く公開し、日本全体で盛り上がる活動が仕掛けられていたというわけ。

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☆教育関係者向け夏期ワークショップでは、最初の2時間は、タナー・ヴィア氏がワークショップのファシリテーションを行った。2時間でデザイン思考のプロトタイプを体験し習得できるようにコンパクトなプログラムになっていたのにはさすがと驚き感動したのが、取材をしていると、パートナーが足りないから、あなたも安全地帯にいないで、ワークショップに参加して、チャレンジよとシェリー・ゴールドマン教授に、デザイン思考の海にいきなり投げ込まれたのには、なんて臨機応変というかクリエイティブマインドセットは突然巻き込まれるところにヒントがあると思い切り気づかされた。

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(富士見丘の先生方も大いに学んでいた。よく聴く、しっかり見る、そして洞察、また洞察。あなたのために何をつくるのかブレストの渦の中に・・・)

☆それにしても、デザイン思考の種である、デザイアラビリティ、ヴァイアビリティ、フイーザビリティという3要素が、コンパクトに埋め込まれていたのには、デザインの思考の背景には基礎理論がしっかり根付いて展開していることが実感できた。

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☆とかく方法論だけが先行する現状のアクティブラーニグとはやはり対極にあり、わかりやすくて、すぐにクリエイティブマインドセットされるバックヤードには、きちんとセオリーがあるのだと、実感。

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(工学院の先生方もワークショップを楽しむ。それにしても工学院の教師の夏は、生徒と海外に研修にいくか、日々IBのワークショップや私学教育研究所の研修、デザイン思考などのワークショップの機会に積極的に参加するかだ。田中先生が目標としている学習すする組織の要素の1つ自己マスタリーを貫徹している。Growth Mindsetを自らしている教師集団ということだろう。ここでも工学院の先生方に出会って、感心した)

☆ワークショップは、インタビュー→洞察→相手のために第二の脳である指をつかってプロトタイプをつくる→フィードバックしてリファイン→・・・というサイクル。一つひとつのシーンは、インプロ手法だから、時間が短い。だからフロー状態がすぐに立ちあがって、クリエイティブマインドセットが生まれる。

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(プロトタイプづくりの素材を探しに必死。何せ12分で制作しなくてはならないのだから)

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(私のパートナーは、私の仕事部屋そのものを道具箱にして、多様な道具からアイデアがインスパイア―するように仕事場のプロトタイプを製作してくれた。私はパートナーの仕事場には、フリーのメンバーが集結した時、机が不足するという問題解決のために、紙の素材で釘もねじもいらない折り畳みワークスペースのプロトタイプを製作)

☆プロトタイプを限られた時間限られた素材で創る作業によって、相手の問題がどこにあるのかさらにはっきり顕れてくる。そしてその具体的なプロトタイプを媒体に対話がより深まっていく、新たなアイデアが生まれる学びのプロセスは、実に興味深かった。

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☆ワークショップ終了後の1時間は、スタンフォード大学のシェリー・ゴールドマン教授による「デザイン思考とは何か?」の講義。体験した後に解題というスタイルはアクティブラーニングでも参考になると思った。

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☆教授の語った印象的なフレーズは、「未来はこの瞬間からはじまっている。迅速に実行しなくては!」。未来といっても、いますぐに解決しなければならない未来。そのプロトタイプは2時間の未来を創るデザイン思考ワークショップだったのである。


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