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富士見丘 シリコンバレー流教育手法 デザイン思考×STEM(2)

☆8月7日、この1週間富士見丘で行われてきた「シリコンバレー流教育デザインの手法」夏期ワークショップのクロージングセレモニーが開催。それは、ある意味スタンフォード大学関係者による「デザイン思考×STEAM教育」の日本での旗揚シンポジウムだった。

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☆一般社団法人SKYLabo、株式会社igsZ、IDEO、スタンフォ-ド大学、富士見丘、日本私学教育研究所がラディカル・コラボレーションを行い、今後どのようなコミュニティになっていくのか、それこそデザインしていくことだろう。

☆今回、富士見丘の吉田晋理事長・校長が、この活動に協力したのは、吉田先生ご自身の学校で、SGH校としての新しい取り組みや21世紀型教育がすでに展開されているということもあった。

☆文科省の中教審のメンバーや教育部会のメンバーだったりということもあり、日本の教育をグローバルな時代の中で俯瞰している立場にもいるから、いまここで学園生活を過ごしている女子生徒の10年後の課題が見えている。

☆そして、その課題は、いまここで解決するためにも21世紀型教育は必要であり、だからこそ実践しているのである。

☆その思いは、今回全体のプログラムをデザインしたスタンフォ-ド大学教授シェリー・ゴールドマン教授と完全に一致した。教授も、10年後大学を卒業しているいまの女子生徒が、それまでに身に付け備えるべき21世紀型思考のスキルは、デザイン思考をSTEAM教育に埋め込んだプログラムこそ有効であるとビジョンを描き、キンダースクールから企業までかかわって取り組んでいる。

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(今回は、教育関係者のワークショップだけではなく、3日間のデザイン思考×STEAM教育のワークショップが女子生徒とともに行われた)

☆そして、今回、5月にシリコンバレーにリサーチに行った吉田先生率いる日本私学教育研究所のメンバーに会い、意気投合した。いよいよ日本にまでリーチを伸ばす活動を決断したのだ。

☆もちろん、その架け橋となったのは、SKYLaboの代表木島氏や株式会社igsZの代表取締役の福原氏である。

☆富士見丘は、SGH校で、多様な高大連携や企業連携のプログラムを開発実施してきているから、このようなラディカル・コラボレーションは得意であるということも功を奏したのだろう。

☆さて、今回私も教育関係者用ワークショップと最終日のクロージングセレモニーに参加して気づいたのは、1年前にこの種のワークショップに参加していた教師と今回参加していた教師の差異である。

☆昨年までは、デザイン思考に象徴されるようなアクティブラーニングとは何かわからないという疑問をぶつけてくる方々が多かった。未知のものに対する不安と言った方が良いかもしれないが、それが大きく膨らんでいた。

☆しかし、今回は、もちろんそのような不安を解消するために参加した関係者もいたが、すでにアクティブ・ラーニングの一種を実施していて、それとデザイン思考はどう違うのかとかもっと自分のプログラムをブラッシュアップしたいとか、すでにFixed Mindsetから解放されてGrowth Mindsetに突入している先生方も多かった。

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☆そのような先生方は、もっと実践的なデザイン思考のプログラムのプロトタイプを体験できるプログラムはないか意欲満々だった。

☆ゴールドマン教授も、富士見丘の校長補佐吉田成利先生に、そのようなプログラムをこれから日本でもっと実践して欲しいという提案をされ、来年取り組んでみたいと回答していた。

☆この両者のやりとりに、日本の教育における問題点とそれがゆえのニーズが露わになり、そのクリエイティブな問題解決としてデザイン思考が、会場内に回転し始めた。今回のワークショップの成果がはやくも出た瞬間だった。

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