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なぜ21世紀型教育をやるのか?

☆「関西では21世紀型教育をやっても、関東の三田国際のようには生徒が集まらない。それより高い偏差値と大学合格実績がなければだめでしょう」と、ある塾というか私学の大学進路指導も支援している企業主催の中学受験動向をさぐるセミナーでの話。演者となったある塾の方がぶっぱなしたらしい。

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(関西にもその名が轟いている三田国際)

☆まあ、まだまだ21世紀型教育について大切なことが、関西方面の受験業界に伝わっていないということだろうから、しかたがない。

☆といっても関東でもまだまだかもしれない。9月19日の「21世紀型教育機構設立記念シンポジウム」にぜひ参加してもらえたらと切に願っている。生徒募集のために21世紀型教育をやっているのではなく、予測不能な未来で子どもがいかに生きていくのか、それをいまここから準備しようという想いがある。

☆戦後、国連やUNESCOと協働しながら、国際的な学校の創設が模索された。平和形成のための外交が重要だった時期だ。もちろん、今も平和形成は極めて重要だ。しかし、今より圧倒的に政治力が前面にでていた。そういうわけで、各国の外交官をはじめとする平和の使徒の家族が世界で生活するときに、その子どもの教育も重要だったのである。

☆1962年に将来のIBカリキュラムプロトタイプを構築実践したアトランティック・カレッジが創設されたときから、IBO(国際バカロレア機構)構想は、本格的に動き出した。1970年代は、7つの私立学校がIB校だったが、その後、着々とIB校は増えた。2014年には4000校を超え、公立学校も増えた。

☆1989年のベルリンの壁崩壊とともにEUが生まれ、外交政治だけではなく、グローバル経済も活発化し、グローバル企業で活躍する人材の家庭にとって、IBは非常に有益だったこともあるだろう。

☆しかしながら、IBの掲げる理想的な全人教育は、エスタブリッシュ教育で、昨年9月に国連が掲げたグローバルゴールズを達すべく、グローバルイシューを解決する地球市民を広く育成するわけではない。

☆大きな資本を動かす政財界人だけの子弟にIBの教育はマッチしたが、そのハイクオリティな教育は、もっと広く将来の地球市民に機会を広げる必要がある。

☆生徒募集とか大学進学実績とかをつくることが目標ではなく、一部の政治家や財界人が平和を維持することが出来なくなった今、わたくしたち1人ひとりがクリエイティブな問題解決能力を日常のいまここで実践していく時代である。

☆しかし、そのクリエイティブ問題解決能力なるものができるだけ多くの生徒が学ぼうとすると、今までのような既存の知識を暗記するような学びでは、対応できなくなったのは、言うまでもないだろう。

☆こうして、IBOとは違う、今の時代が求めている生徒1人ひとりの才能を見いだして、クリエイティブな問題解決能力を育成する21世紀型スキルや21世紀型MFO(man for others)マインドセットを教育実践する学校が必要になったのである。

☆21世紀型教育機構は、IBOが歩んだように、最初は私立学校からスタートする。公立学校は様々な制約があるから、公立中高一貫校がそうだったように、私立学校の様子を見てからということになるだろう。

☆それから、21世紀型教育をやっていると、大学合格実績がでないと誤った認識をもっている方もいるが、higher order thinkingを中核に教育を組み立てていくから、出ないはずがないし、特に2020年以降の大学入試改革にはマッチするカリキュラムマネジメントが行われる。ご安心あれ。

☆何がhigher order thinkingだとすぐに批判的になる方もいるけれど、21世紀型教育スキルをがんがん取り入れているオーストラリアやシンガポールなんかでは、公立学校でも、ちゃんとチャレンジされている。ためしに、higher order thinkingで検索をしてみるとよいのではないか。

Hot
☆ブルームのタキソノミーをアレンジしたhigher order thinkingのイメージ図がたくさんでてくる。これらの図は、学校の教室の壁などにペタッと貼ってあって、生徒も共有している。当たり前のことになっているのだ。

☆これはIB校も同様。もともとブルームの影響を受けているから当然で、大事なことは、higher order thinking のソフトパワーは、IBOでなくても学べるようになってきているということだ。

☆21世紀型教育機構のhigher order thinnkingは、上記のようなピラミッド型やリニアーな20世紀型発想にはならないが、higher order thinkingは共有している。

☆たしかに現状の学習指導要領や大学入試問題は、lower order thinkigで十分である。だからといって、higher order thinkigをやるなんて、現場を知らない人の言うことだとなるだろうか。

☆現場がゆでカエル状態になっているから、なんとかしようよと言っているのに、ゆっくり湯につかる自由を奪わないで欲しいというのだろうか。

☆そんなゆでカエル状態の学校を選択することをススメてもいいものかどうかは、私事の自己決定だからしかたがなのであるが。。。

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