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10・10首都圏模試センター保護者会レジュメ(2)

☆ただ、21世紀型教育がどうして生まれてきたのかは、確認しておく必要がある。2020年大学入試改革もあるけれど、2030年、2050年とある程度予測はされているが、実際にはAIの進化の速度と地球環境のメガクライシスの広がりの速度は、想定を超えるだろう。

☆それゆえ、予測不能な未来に備える必要はありそうだ。もちろん、まずは自分が幸せになることであって、そんな世の中の変化は関係ないというのもありではある。何せ私事の自己決定が大前提なのだから。

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☆20世紀型教育のように≪lowre order thinking≫の範囲内で、勝ち組負け組ゲームをするのも、その価値観を選んだ場合、覚悟を決めてそこでがんばればよいのだ。

☆ただ、おせっかいにも、そのような勝ち組負け組ゲームが成立しない2030年、2050年がやってきたらどうするのか?というクリティカルチェックはしてもよいのではないか。

☆勝ち組負け組よりも、ちょっと恐ろしいのは、仕事はあるのに≪higher order thinking≫がトレーニングされていないばかりに、AIを中心とする新しいクリエイティブ産業で働くことができないという、実は今産学ギャップが問題になっている。

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☆そのため、スーパーグローバル大学(SGU)なる政策を国は推進している。

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☆今のところSGUは低次思考でなんとかなる。ところが、そのうちC1英語の力が必要になる。≪higher order thinking≫が必要になる。

☆これらの力は、従来の偏差値のスコアとは関係のない力だ。偏差値で評価できないということではない。ここが世の中間違っている。偏差値はたんにその母集団の確率分布を表現する数字である。母集団を超えて活用することはできない。

☆今までの偏差値は、低次思考の問題の解答確率の分布状況を示しているだけだから、その偏差値スコアは、C1英語や≪higher order thinking≫のテストを受ける生徒の母集団の分布状況を示すスコアとは一致しないよということが肝心なのだ。

☆そんなことを言っても、低次思考ができずになぜ≪higher order thinking≫ができるのか?と問われるかもしれない。この前提には、低次思考→高次思考という積み上げ型というかリニアな固定概念がある。

☆低次思考と≪higher order thinking≫は循環しているから、どこからはいってもよいのであるという考え方もあるのだ。つまり、本当は低次も高次も区別はなくなるのだ。両方ともつながっている。この循環がやがてブレイクスルーを生み、スパイラルに転換し、創造知のトルネードを巻き起こす。

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☆この循環する学びをクリエイティブラーニングと呼ぼう。すると、学校のクオリティは3つになる。低次思考型アクティブラーニングの質重視、高次思考型アクティブラーニングの質重視、クリエイティブラーニングの質重視の3通り。

☆どの質のグループを選ぶかは、やはり私事の自己決定。大事なのは3つのグループのそれぞれの中で質の違いはでてくるだろうが、グループ間の質の比較は今のところできない。あくまで価値観は神々の闘いなのだ。

☆低次思考型アクティブラーニング重視の学校ならば、国内大学ランキングの上位校の合格実績向上が目的だから、そのスコアが質を決定する。

☆高次思考型アクティブラーニング重視の学校ならば、世界大学ランキングに視野が広がっているだろう。

☆クリエイティブラーニングは、もちろん結果的に世界大学ランキングの高い海外大学の合格に視野は広がっていくが、まず1人ひとりの才能開花が目的になる。

☆それぞれの目的に対して、成果があがっているかどうかが、質の違いになっていく。しかし、グループが違うのに、そのグループとは別の成果を質の判断に持ち込むことは混乱を招くことになる。混乱というのは、学校選択の際の自身の心の葛藤ということ。

☆多くの学校選択の悩みは、このグループが違うのに、マッチングするそれぞれの基準が明快に意識されていないために、ショートしてバチバチ音をたててしまうのだ。

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