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11月3日首都模試「統一合判」保護者会レジュメ(1)

☆中学受験生にとっては、受験勉強も佳境に入ってきた。保護者にとっては最終的に併願を決める時期が迫ってきた。とはいえ、併願校は最後の最後まで迷うもの。しかし、そのときに情報収集が少ないと、諦めてしまうか、とりあえず合格したところとなりがち。

☆「合格学力の柔軟な学び方」と「柔らかい学校選択」がポイントとなる。こちこちに凍てついた勉強していると1月に大飛躍するチャンスを逸してしまう。硬い学校選択は、人生選択において自己肯定感を阻害してしまいがち。

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(今回、私が話をさせていただく保護者会会場は和洋九段女子。同校はフューチャールームで画期的なアクティブらラーニングに象徴される21世紀型教育改革に挑んでいる。)

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☆2013年以降、中学入試は大きな転換期を迎えている。リーマンショック以降中学受験市場は凍てついてきた。不況脱出できないのが原因だとされてきたが、市場というのは、そこから抜け出ようという希望を自ら創り出すものである。

☆それが2013年以降起きているということだ。ところが、経済格差が私立中学受験生の家庭の50%は、自分たちに縁遠いところにあるため、不況の固定化が、20世紀型社会を形成してきた産業構造の臨界点に到達したことをあまり感じないのかもしれない。

☆いまだに、保守的な姿勢の学校の選択志向性が高いのは、2030年以降に今の仕事に入れ変わる新しい仕事が50%あるということは自分にとっては遠くの出来事だという感覚があるからだと思う。

☆しかし、名だたる国立大学をぶっちぎって世界大学ランキングで、日本国内の大学では7位に浮上してきた豊田工業大学の話題やAIアプリで、開成の生徒と並ぶN学園高校のギフテッドが登場してきたり、教育界の50%以上の領域では、新しい産業構造である、第4次産業革命の到来が急で、クリエイティブクラスが誕生してきている。

☆つまり、保守的領域50%は従来の勉強でなんとかなるが、新産業革命領域では、新しい学びが必要となってきている。

☆そして、2013年以降、中学受験市場にも、その新しい風が吹き始めたのである。その風に帆をはって思い切り新しいグローバル世界に出向した最初のペンギンは21世紀型教育機構のメンバー校であるが、今や続々この船出に同行しようという改革派の学校が出現している。

☆偏差値が60以上の生徒は、安全地帯50%を選ぶことができるが、そうでない受験生は、リスクをとってグローバルな海に船出したほうが、安全地帯で硬直化した学歴ピラミッドに心悩まされなくてよいのかもしれない。

☆もちろん、リスクテイクするのだから、情報収集と覚悟は欠かせない。

☆今回は、その安全地帯に、改革派ほどではないけれど、修正派も誕生してきていることを保護者の方といっしょに見て行こうと思う。もちろん、基本的な考え方は、今までと変わらないが、「保守派」「修正派」「改革派」というキーワードに置き換えることによって、ものの見方が変わるかもしれない。ものの見方が変わるということは柔らかいマインドセットが立ちあがるということでもあるから。

☆そして、そのようなことと中学入試の多様性が相関していることも語りたい。保護者会のあと、ちょうど和洋九段女子で、「新入試体験私立中コラボフェスタ」があって、多様な入試の全貌が見えるイベントがあるから、詳細はそちらで確認して欲しいが、そのような多様な入試の背景について語れたらと思っている。

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