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2017中学入試動向(12) 聖学院 「思考力入試」の質さらに磨く

☆今年の夏にオープンした聖学院のフューチャー・センター。授業や行事、研修、会議など知のスタジオになっている。昨日19日(水)、思考力入試の知のリハーサルミーチングを行うということなので、お邪魔した。

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☆ミーティングでは、アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーの3つのポリシーの中で、思考力入試の位置づけや役割について確認するところから始まった。

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☆まずメンバーがそれぞれ、思考力入試やその対策講座である思考力セミナーの学びのシステムのチャート図を描いた。

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☆当然、表現や絵のデザインはそれぞれ違う。そこで、互いの違いをリスペクトしながら、共通項を抽出していくという議論に進んでいった。思考力入試を共に創ってきた(CoCreate)仲間だけに、実にソウルフルな対話になっていた。

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☆思考力入試やセミナーでは、最初はある未知なるオブジェ(レゴの作品、写真、テキスト、粘土、絵、音楽作品などその都度違う)を五感で感知するところから始まる。そのとき生徒は思考のスキルとしては比較・対照というベーシックなものを活用する。

☆この場合の「比較・対照」を通して生徒はどんな反応をするのか?あるいは教師は想定しているのか?なぜ知識についての情報を理解するところから自分たちはスタートしないのか?などそれぞれ問いを投げ合い、Whatの想いから脱してHowの次元に上昇するまで対話は続いた。

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☆知のリハーサルとは、思考力入試作成やセミナーの段取りの話ではなかった。コンセプチャルな学びのメタ構造を多角的多次元的な切り口で対話して共有していくことを意味しているようだ。

☆コンセプトのイメージを共有しているソウルフルな教師の同僚性こそが、聖学院の教育を支えているのだと感動した。

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☆もちろん、思考スキル、GrowthMindset、細心の注意を払うリフレクションと全体を俯瞰するリフレクションなどの知のシステムデザインの話は興味深かった。

☆しかし、教育の質は、子どもたちの知を希求する魂の豊かさにかかっているのだ。そう感じ、すっかり心地よい気分になって帰途についた。静かな夜の道だった。

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