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2017中学入試動向(13) 八雲学園 3年目の3か月留学 未来の名門校の次元に

☆今年の八雲学園の米国サンタバーバラ3か月留学メンバー12人が帰国。そして、さっそく次のプログラムがスタート。この3か月留学のプロジェクトは3年目を迎え、毎年取材をさせて頂いているが、ついに今年、このプロジェクトが<わたしたち>の世界を創る旅へのステップだったというビジョンが明快になった。

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☆3か月留学の生徒は、帰国後さらに3ヶ月のプログラムで、高次思考≪higher order thinking≫をトレーニングする。もちろん、オールイングリッシュで。

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☆メンバーは、アメリカで、日本人はどう思われているのかアメリカ人の日本人に対するステロオタイプなものの見方をフィールドワークしている。そして、その先入観を転回させるコミュニケーションをとってきている。そのレポートも冊子になっているぐらいだ。

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☆帰国後は、今度は私たち日本人のアメリカ人に対するステロタイプなものの見方を探求し、その先入観を打ち砕く作業をしていく。つまり、文化人類学的手法を使った≪higher order thinking≫のトレーニング。

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☆このクリティカルシンキングは、米国をはじめ世界の名門校では必須の思考力。これがなければ、世界市民である<わたしたち>の世界を各国の人々といっしょに創っていくことができない。

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☆この3か月留学メンバーは、帰国後オーナーズクラスに戻るのであるが、この影響力は大きい。このクラスの英語の偏差値が破格の上昇を見せるというのだ。今後の大学合格実績が楽しみだ。というオチかと思っていたら、その先があった。

☆クルト・ハーンといえば、IB(国際バカロレア)創設の中心人物だが、彼は新しいパブリックスクール(イギリスでいう名門私立学校)を世界に広める教育哲学を実現した偉大な教育者である。

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(ドイツのハンブルグで行われたラウンドスクエアの国際会議に参加した榑松先生と昨年3か月留学した八雲生)

☆その新しいパブリックスクールを創ることに賛同した世界の名門校が集まって創設されたのが、ROUND SQUARE。八雲学園の姉妹校ケイトスクールもメンバー校だ。

☆3か月留学プロジェクトの行き着く先は、このコミュニティメンバー校になって、新しいパブリックスクール=新しいインターナショナル名門校になることだったのである。

☆このメンバー校になると、毎年メンバー校のうち一つの学校で行われるカンファレンスで、コミュニティの教育哲学を共有しなければならない。IDEALSという6つの教育目標があるが、それを1つひとつディスカッションしながら、異文化交流エンターテイメントも演出していく中高生世界会議だ。

☆このカンファレンスは、当然英語が共通言語。CEFR基準言えば、B2C1レベル。もはや英語が使えるだけではなく、英語でディスカッションできる≪higher order thinking≫まで要求される、というよりそれが当たり前だ。ゆえに3か月留学だったのである。

☆八雲学園の野望は、未来の名門校として、生徒の無限の可能性を引き出す環境づくりなのではあるまいか。詳しくは、いずれ21世紀型教育機構サイトで。

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