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2017中学入試動向(18) 「開成学園」2021年に創立150年周年 大きく何かが変わる

☆「高校生新聞」2016年10月24日によると、

中高生プログラマーによるスマートフォン向けアプリケーション開発コンテスト「アプリ甲子園2016」決勝大会(D2C主催)が10月23日に開催された。認知症の人の介護者を支援するアプリ「Find Family」を開発した大渕雄生君(東京・開成高校2年)が優勝した。

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(開成新校舎予想図。同校サイトから)

☆2021年、大学入試や教育のパラダイム転換が急転回する時期に、「開成学園」は、創立150周年を迎える。このニュースは、そのとき、いよいよ何かが大きく変わる兆候なのかもしれない。

☆今年になって、同校サイトもすっかりリニューアルされて、学校の教育内容が少しではあるが、公開されるようになってきた。

☆何より2013年から急激にハーバード大学やイエール大学、UC系、トロント大学など世界大学ランキングでトップクラスの海外大学に、毎年進学するようになってきた。

☆まだ一部ではあろうが、哲学授業的なアクティブラーニングまで行われるようになってきてもいる。

☆そして、前述のニュースにあるように、第4次産業革命時代の象徴ともいうべきプログラミング優秀生がでてきたのである。すでに灘や麻布でもそのような人材は輩出されており、このレベルの学校からこのようなクリエイティブクラスがたくさん輩出されることが、日本の教育改革を根っこから変えていく契機になるのではないか。

☆では、何が変わるというのだろうか?それは、クリエイティブクラスには、従来の学歴序列は関係ないということが起こるということだ。同新聞によると、

▽優勝「Find Family」大渕雄生君(東京・開成高校2年)
▽準優勝「Which is the Floor?」西村太雅君(埼玉・立教新座高校1年)
▽3位「DotResonance」矢鋪明司君 (N高校2年)
▽技術賞「VR絵本メーカー」木村皓子さん(東京・慶應義塾女子高校3年)

☆とある。これは英国のTHE2016年の世界大学ランキングにはいっている日本の大学で7番目が豊田工業大学だったのと同じことが起きているのである。通信制高校だが、ICT環境を自在に活用できるN学園の生徒が、かつての学歴社会的ラインナップを突き破るポジションをゲットしているということだ。これは、豊田工業大学と同じことである。

☆2021年、150周年を迎える「開成学園」は、自ら学歴社会=塾歴社会に荷担してしまった「開成」を脱構築する動きに出るのではあるまいか。

☆そのとき、競い合うのは、学歴ではなく、クリエイティブクラスの持つソフトパワーそのものである。時代は確実に変わる。もっとも、政治経済社会が、金融資本主義からクリエイティブ資本主義にシフトしなければ、新しい序列ができるだけのことではあるが。

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