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2017中学入試動向(20) 大妻中野 新トライ!

☆2016年10月31日(月)、大妻中野は、シンガポール会場で行った海外帰国生入試の合格発表を終えた。

☆シンガポールでの説明会を3年間開催してきたが、海外会場の入試は初めて。また新たなトライを決めた。出願も想定を少し超えた。まずは成功だった。

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(写真は首都圏模試センター「希望の私学~緊急座談会」から)

☆教頭諸橋先生は、こう語る。

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「受験生在留国はシンガポールの他に、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、タイ、ブルネイ、サウジアラビア。

15年間海外帰国生をお受け入れしてきましたので、海外帰国生事情はある程度理解しているつもりでしたが、世界の変化はあまりに速くそして大きいということを、今回は、あらためて受験生と保護者に教わりました。」

☆詳しくは、11月3日和洋九段女子で行われる首都圏模試センター主催のイベント「新入試体験!私立中コラボフェスタ」でということである。

☆おそらく、国内で帰国生入試を構えているだけでは、わからないことがあるだろう。そして、シンガポールという、今や日本の経済や教育に比べ進化が激しい空間で、イノベーティブな雰囲気を共有しながらの入試では、たしかに気づきも多いだろう。

☆海城の特別校長補佐の中田先生と諸橋先生は大学の同窓で親交も深いが、その中田先生も同じことを語っていたことを思い出す。

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☆日本にいると、どうしても自分たちの教育が最高だと思うが、シンガポールをはじめアジアや米国で海外の学校を訪問したり、海外駐在の方々と対話をしていると、まだまだできることがあると感じるのだと。

☆そして、そこを目指さなければ、海外駐在の子弟をお預かりすることはできないだろうと。もう御三家だなんて言っている場合ではない。世界の名門のクオリティに肩を並べられる学校は日本にあるのだろうか。虚心坦懐に見つめ直し、私たちは世界を目指すことに決めたのですと。

☆教頭諸橋先生も、同様の想いだと思う。今回のトライは、次回へのトライに続くのだと心に決めていることだろう。

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