« 2017中学入試動向(22) 首都模試の偉業 2017年中学受験生数増へのイベント開催! | トップページ | 2017中学入試動向(24) 八雲学園 大変化校の知る人ぞ知る力 »

2017中学入試動向(23) 穎明館人気 八王子エリアの攻防戦激化の予想。

☆穎明館は、高尾駅からバスで15分の緑豊かな地にキャンパスがある。来春の応募で同校は前年対比120%前後になるだろう。そのくらい人気が高い。

☆イートン校をモデルにしているとか、グローバル教育に力を入れているからというわけではない。

Photo

☆イートン校をモデルにしているといっても、カリキュラムも授業も違う。大学合格実績もイートン卒業生が進学する大学を目指しているわけでもない。

☆グローバル教育で、海外留学といっても有志であり、学年全体で参加するという大規模なものでもない。

☆するとやはり、大学合格実績ということになる。国公立大学、早慶上理MARCHの合格者数は卒業生数に対し184.5%。

☆今の中2から、2020年大学入試改革に直面するのだが、本格実施は2024年だ。ある意味、2017年、2018年の新中1は、移行措置で、今の保守的な20世紀型教育でなんとかなる。

☆MARCH以上であれば、ほとんどがSGUであるから、アクティブラーニングだとかAIだとかリベラルアーツだとかは大学に入ってから間に合うのではないかと判断する中学受験生の保護者が穎明館を選択しているのだろう。

☆学校も保護者も、保守派、修正派、改革派と価値意識は多様だ。選択は私事の自己決定であるから、穎明館を志望することは何ら問題ない。

☆中学受験は大衆化して30年目を迎える。大衆化とは損得勘定中心ということである。ミヒャエル・エンデの「モモ」にその損得勘定の象徴的人物「灰色の男たち」がでてくる。エンデは警鐘を鳴らす。

☆しかし、それから20年。世の中は相も変わらず損得勘定、優勝劣敗の力学が働いている。心意気だけでは生きていけない。

☆にもかかわらず、「モモ」に希望を託す改革派もある。未来はどちらの流れになるのだろう。

☆八王子エリアの中高一貫校で唯一の改革派は工学院だ。こちらも人気がある。明大中野八王子は修正派(明大中野は保守派で、グループ全体としては保守派)。八王子中高は保守派。共立女子第二は修正派、八王子純心も修正派。

☆明大中野八王子も人気。保守派の穎明館、修正派の明大中野八王子、改革派の工学院。3つのタイプが激突。この中で工学院は、2020年に向けて段階的に大学合格実績も上昇させる取り組みをしている。

☆改革システムを通して大学進学実績も出るこことを証明したときにどうなるか。同エリアは、2024年まで、熾烈な攻防戦が続くだろう。

Hase
☆そして、その動向が今後の日本の教育改革の動向を決めるプロトタイプ。馳前文科大臣が、昨年工学院を訪れた意味は実はそこにあったのかもしれない。もちろん、大臣自身が意識していたのではなく、時代の精神がそうさせただけだろうが。

|

« 2017中学入試動向(22) 首都模試の偉業 2017年中学受験生数増へのイベント開催! | トップページ | 2017中学入試動向(24) 八雲学園 大変化校の知る人ぞ知る力 »

中学入試」カテゴリの記事