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2017中学入試動向(24) 八雲学園 大変化校の知る人ぞ知る力

☆来春中学入試に向け、注目校が100校強あるが、その中で「大変化校」がある。「大変化校」とは、大変化していることが一般にわかっていたら「大変化」とは言わないのだということを知っているだろうか。

☆大きいものは、近くにいるとその大きさについて気づかないものだ。遠く離れたときにはじめてその大きさに気づく。しかし、そのときはあまりに遠すぎてもうそこに立ち戻ることができない。チャンスを逃すもゲットするも、存在の大きさをキャッチできる高感度なセンサーがカギ。

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(八雲学園で毎年行われるイングリッシュ・ファン・フェア。外国人のゲストが80人くらい訪れて、文化の違いについて中学生と対話するイベント。しかし、ここ3年、質が大きく変わってきている。しかし、毎年行われているから、学内でもその変化に気づかないほど。)

☆八雲学園は、ここ3年間、3ヶ月留学生を米国に送っている。UCサンタバーバラに八雲学園特注の留学生のためのスペシャルプログラムを作成して実施。

☆しかも、事前の3カ月、事後の3カ月と合計9ケ月のプログラムとなっている。要するに、長期留学と同じくらい充実している。体験が重要であるが、ただ体験していたのでは、伸びる生徒もいるしそうでない生徒もいる。

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☆基本は言語=思考の知のサバイバルスキルの特訓シミュレーションプログラムだと思う。彼女たちは、英語が流ちょうに話せても、国際交流、特に公の海外の人々とのディスカッションにおいて、なかなか太刀打ちできるものではないことを体験している。

☆もちろん、議論に主体的に参加する意欲は満々だ。だが、しかし議論は、すぐれてリサーチが必要だ。豊かな教養が必要だ。経済的な視点がなければ話にならない。民主主義の基本コンセプトに対するものの見方をもっていなければ、話にならない。議論に割ってでもはいらなければ、言論の自由を放棄しているとみなされる。

☆自由は誰かに守られるものではなくて、権利の闘争で自ら勝ち取るものなのである。英語力とは議論という権利の闘技場で役に立つ思考力なのだ。言語は思考のツールだなどという発想は、世界では通用しない。言語は人間存在そのものである。

☆この発想が気に入らなければ、世界を相手にそうでない発想を認めさせる変化を起こすしかない。それが世界標準だ。日本の受験業界で語られている世界標準の中身はまったく心もとない基準だ。このことに気づいている学校もまた少ないだろう。

☆さて、八雲学園の3ヶ月留学生は、学内に40人いる。帰国生が40人いる以上に特別な智慧の力を持っている。彼女たちが、日本の英語の模擬試験を受けたなら、平均偏差値は70を超えるだろう。それゆえ、彼女たちの所属するオーナーズのクラスの生徒もそれに導かれ、英語力が急激に伸びている。もちろん、そんなことを目標にしているわけではないが、教育関係者や業界がそういう成果を求めたがるから、念のため述べただけだが。

☆もともと、中3の段階で、全員がサンタバーバラの英語研修に参加する。英語という言語の技術以上のパワーを体験しているのだ。だから、きっかけがあれば、急激に伸びる。そのきっかけが、何より友人たちであり先輩たちであるとき、その効果は測り知れない。学習ピラミッドなどで、多くの教育関係者や業界人がそう語っているから、このことの妥当性を説明するまでもないだろう。

☆しかも、毎年イエール大学との国際区流が行われ、今度はIBの別バージョンのラウンドスクウェアという世界の名門400校のコミュニティに迎え入れられもした。

☆日本語IBを導入することよりもはるかにすごい事件なのだが、多くの日本人はラウンドスクウェアの存在を知らない。日本語IBをありがたがる。自分たちが知っているものの範囲で何が最高だとかそうでないとか言っている相変わらずガラパゴス日本なのである。

☆しかし、中には高感度センサーの持ち主がいて、八雲学園を選ぶのである。大変化校の1つとして、認識できる保護者は必ずいるものである。もはや、保護者自身がグローバルな世界で生きていることを認識し始めているからでもある。いや、そこで活躍しているからということだろう。

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