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2017中学入試動向(45) 東京女子学園に期待がかかるわけ

☆今東京女子学園が大きく変わろうとしている。いろいろな学校をたずねて、驚くことは、どうしてこんなに優秀な教師がたくさんいるのに、生徒が集まらないのだろうと思うこと。なぜなのだろう。その答えがみつからない。

☆ところが、先日東京女子学園を訪ねて、なるほどこうすれば生徒が集まるのだと感じ入ったことがある。

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☆今年、東京女子学園は高校募集では大いに盛り上がり、中学募集も明るい兆しがみえつつある。いったい何が変わったのだろう。今までは、辰巳先生と川崎先生、落合先生などがなんとか多くの生徒を集めようと奔走してきたが、外から見ていると、その他の先生の顔が見えなかった。

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(学内に広がるアクティブラーニング)

☆単純に生徒募集と授業の両方を先生方が行うことは、授業の質を崩すことになるという實吉理事長校長の気遣いだったのだろうが、それで広報部と授業の両方を背負う先生方を限定していたのだと思う。

☆しかし、ここ最近、アクティブラーニングやそのソフト面をアウトプットしていく努力を辰巳先生方は巧みに行ってきたために、今まで表に出ていなかった優秀な先生方の姿が見える化されてきた。

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☆こんなに一丸になって学校を盛り上げているじゃないかということが見えるようになったために、高校受験生は、安心感をもった。

☆また、ミレニアル世代の先生方も直接理事長校長實吉先生と授業の質について、学びについて対話できる環境ができてきた。カントやパラダイム転換、環境教育と世界の問題など、壮大な地球問題を授業に結びつける醍醐味を若い先生方が實吉先生に語る。

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☆實吉先生も、大いに喜んで、実におもしろいと対応する。父と子の関係のような愛情がそこに灯る。

☆そしてその灯は、外に漏れ映し出される。希望の光となって。それゆえ、生徒が東京女子学園に憧れるようになる。そういう好循環が今生まれようとしているのだ。

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