2030年教育動向(04)第45代米国大統領トランプが2020年を歴史的な大変化の年にする
☆米国大統領選挙でトランプが勝利した。「分断」の意味を問う動きが急に表に出てきた。すでにニュースで多くの識者が論じているから、詳細はそちらに任せることにして、ざっくりこの流れが何を意味するかについて言うと、近大市民革命の集大成の時がきたということだ。
(自由の女神像の制作者バルトルディの生誕地コルマールの風景)
☆つまりどういうことかというと、近代国家誕生の契機をつくった市民革命がグローバル化するということだ。
☆トランプが大統領になって喜んでいる面々は、富裕層の台頭を確実にしたい権力者とその仲間になった方が得だと思っているグループ。これに対し、世界の市民はおそらくSNSなどを駆使し、世界同時的レジスタンスを開始するグループ。
☆従来と違うのは、この世界市民の団結はクラウド経由で資金調達力も持てるということだ。もちろん、権力者は規制をかけてくるが、そんなことをしたら第4次産業革命は停滞するから、そのプレイヤーとしての富裕層がだまってはいないだろう。だから、世界同時的レジスタンスは止まらない。昨日の午前中、トランプの勝利確率があがってきたとき、SNSでは、不安が広がった一方で、レジスタンスの動きが隆起してきた。私たちは、いつでもどこでも抵抗できると。
☆これによって、ファーストクラスVSクリエイティブクラスというグローバル市民革命の図式ができた。最後の20世紀型資本主義とこれからのクリエイティブ資本主義の闘いとなる。保守派対改革派の分断線が明快になったということだろう。今までは賢いのか愚かなのか微妙だが、富裕層は目立たなくしてきた。しかし、トランプはそれを許さない。隠れることができなくなった富裕層。
☆それはともかく、歴史は常に改革派に勝利をもたらすが、その勝利宣言は2020年にぶち上げられる。というのも、トランプの2期目はないだろうから。今は、トランプを支持した大衆は、自分たちも準々々・・・富裕層になれるかもしれないと幻想を抱いているが、そんなわけがない。でも今は、あまりに目の前がひどすぎる。そこから抜けられれば手段は選ばないという感じだろう。トランプはそこを狙ったし、必死に演出した。
☆しかし、いずれにしても、2020年は変わらない、揺り戻しだなどとドヤ顔でファーストクラスの仲間入りしたいと思っている方々(「東大依存型学校」と堂々とメディアで口外している人なんかそうだ)は、世界市民のレジスタンスの盾に真っ先にさらされるということを知るだろう。
☆ファーストクラスとは時間泥棒のボスたち。これに対する世界市民は「モモ」で、1人ひとりが柔らかいリーダーシップを発揮できる。AIとArtを駆使するクリエイティブクラスだ。
☆Money Money MoneyというMMMかMOMOか。さて、ファンタージェンを破壊する時間泥棒グループかファンタージェンを救うモモ世界市民か。大きな分断線の攻防戦が始まった。ここにAIが一役買う。だからMMMはAI社会が怖いのである。
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