« アクティブラーニングは政治経済社会の転換のテコ~強欲資本主義から創造的資本主義へ | トップページ | 2017中学入試動向(53)富士見丘 生徒が語る破格の学校 »

2017中学入試動向(52)富士見丘 まずは海外で人気!

☆今、世界が注目している日本の女子校がある。それはC1英語とデザイン思考×STEAM教育が充実している富士見丘。大衆化してしまった日本の中学入試市場では、まだまだ理解できない超ハイクオリティでホスピタリティに満ちた学校。

F
(アイ展として学校を美術館にして、キュレーターを演じきる富士見丘生)

☆その象徴的なイベントとしての学びが、学校を美術館にしてしまったアート活動「アイ展」。武蔵野美術大学の教授陣とアーティストとコラボして、自らポスター(下記写真)を制作し、ギャラリーデザインも行い、キュレーターも演じ、美術館を開催。

Photo
☆行ったのは、中2生。もともと中1からLHRでアカデミックスキル基礎講座を実施しているが、昨年の秋ぐらいからポスターを通して世界を創るアクティブラーニングを行ってきた。その流れの中で武蔵野美術大学との出会いがあり、実質1年かけて作り上げてきた。

☆実際にかかわった武蔵野美術大学の教授陣も、中学生でここまで美術館のキュレーターさながらの企画展を企画・運営、デザインしていくとは、正直信じられなかったと驚嘆。

☆もちろん、そのバックヤードには、同校の先生方が大いにサポートしたからできたのだが、それも単純に情熱だけではできない。このイベントは教師が生徒に対し手取り足取りやっていたのではできない。学芸会になってしまうからだ。

F6
(中2でここまで企画・運営・実行できるアートセンスと段取り力に驚嘆の声があふれた)

☆先生方は、とにかく教養とネットワークを駆使しして、近代美術館のキュレーターの方々の協力をとりつけ、実際に近美で、キュレーターの仕事を生徒と共感共鳴するプログラムを実施してもらった。

☆武蔵野美術館で、キックオフミーティングの機会をコーディネートし、教授やアーティストとワークショップを、美大のキャンパスで実施もした。

☆ポスターを制作する教授を招いてワークショップも行った。

Dsc09576
(アイ展実行委員のミーティングに、アカデミックスキル基礎講座のメソッドが役に立っている)

☆そんな多くの体験を通して、実行委員のメンバーが自分たちが何をやらねばならないかルーブリックをつくり、その目標に向かって中2生一丸となって立ち臨むリーダーシップを発揮したのだ。

F1
(ネイティブスピーカーの教師やチューターで溢れているのが富士見丘)

☆このようなすばらしい教育はいかにして可能か?中2生だけが特別なのか?いいや違う。実は中2のこの学びは高校になって始まるSGH(スーパーグローバルハイスクール)プログラムの準備段階なのである。ということは、高校のプログラムがいかに凄まじいか想像は難くないはずだ。

☆日本人から見たら羨ましいほど少人数教育。帰国生から見たら日本にある希少価値の海外のハイクオリティを帰国後持続可能にしてくれる教育。これが富士見丘。それゆえ、帰国生に大人気の学校なのである。また、今知識偏重教育に疑問をもったり、グローバル教育に高感度のアンテナを持っている国内の受験生・保護者の中でも注目され始めたのである。

F2
(今後注目される東南アジアやUAEとの交流も頻繁。もちろん英語で交流)

☆このような学びのポートフォリオを積み上げていく富士見丘の生徒の進路先はもちろん多様だが、受験業界が所望する大学には当然ながら、どんどん受かっていく。しかし、富士見丘の生徒は今後日本の受験業界は気づかないような世界大学ランキングが上位の海外大学に進むことになるだろう。

F3
☆今、日本は、2020年大学入試改革だとかアクティブラーニングだとか、4技能英語だとか話題になり、教育現場はどうしてよいかわからないと不安でいっぱいになっているというが、富士見丘はすでに4技能英語で、多くの生徒が自らの考えを、もちろん英語習得のレベルはそれぞれだが、まずはプレゼンすることができえる。

☆なぜなら、C1英語を学ぶ環境がマインドセットされているから、その授業スタイルはアクティブラーニングが自然体だからだ。ここでは、ディスカッションしてプレゼンするのはあまりに日常的学習行動。

F4
☆中学、高校で、イギリスやアメリカの研修旅行はあるし、中長期留学も多くの生徒が体験する。

F5
(チェルトナム市庁舎を訪問した際にはChris Ryder市長と懇談までする)

☆この体験は、もちろん大学や文化という異文化のバックグラウンドを体験することも目的の1つだが、なんといってもグローバルゴールズを創造的に問題解決する糸口を見いだしに行くのが本位。

Ox
(オックスフォード大学訪問)

Photo_2
(シェイクスピアの生家のあるストラットフォード訪問)

☆そのような持続可能な開発を世界が協働して行っていくために国連が採択したグローバルゴールズに立ち臨む学びがどうして可能なのか?それは、富士見丘のSGHのプログラム目標とシンクロするからだ。

F8

☆慶応大学の大川研究室の大学院生と協働して、マレーシアをはじめとする東南アジアの高校生と議論しながらグローバルイシュー解決への道を探っている。また、慶応大学の伊香賀研究室とは工学的視点で生活の中の問題を解決するデザイン思考を駆使する探究活動を行っている。

F7
☆そういう日々の授業を通してWhatのみならず学びや思考のスキルであるHowも身に付けていくがゆえに、模擬国連部の活動にも相乗効果を生み出し、さまざまな受賞に結びついている。

F12
☆そして、世界の問題は、遠くにあるのではなく、私たち日本にもあり、そのことを決してわすれないために、釜石に訪れ、日々自分たちは何をやるべきなのか、そもそも自分とは何者かを問いかけている。

F10
☆釜石の人々にサポートされながら、日本も含め世界で活躍するとはいかなることなのか、それが世の貢献となるのかどうかなど、最も大きな気づきを頂いているのだという。

F9
☆富士見丘生は、釜石港の朝焼けを眺めながら、それは希望の光であるが、その光を持続可能にすることこそ、自分たち人間の存在理由であることを身に染みて感じていたのではないだろうか。

☆彼女たちの目の輝き。そのかなたには広く深い学びの世界が形成されていたのである。

|

« アクティブラーニングは政治経済社会の転換のテコ~強欲資本主義から創造的資本主義へ | トップページ | 2017中学入試動向(53)富士見丘 生徒が語る破格の学校 »

中学入試」カテゴリの記事