2017中学入試動向(58) 首都模試 中学入試の未来をつくる
☆12月11日(日)、首都圏模試センターは「中学受験スタート模試」を実施する。会場は、各塾会場と学校会場の2種類ある。首都圏模試とコラボする塾が入塾テストとしても活用するのだろう。
☆首都圏模試センターは、2013年から中学受験情報のパラダイムが変わったにもかかわらず、まだそれ以前の学歴階層構造をベースにした中学受験情報が残存していて、中学受験生や保護者に新しい情報が伝わっていないことを懸念し、中学受験の新しい情報を伝播することも、今回の目的の1つだろう。
☆その証拠に、「こんなに変わる!日本の教育と入試」という39ページもの冊子をつくり提供するというのだから、すごい。さらに表紙の右下にさりげなくではあるが、<しゅともしが、「中学入試の未来」をつくる>と刻印している。すばらしい気概に感動。
☆試験科目も、基礎力テスト(国算)と思考力テスト(総合型・適性検査型)の2科目で、たしかに中学入試が様変わりしている方向性にピタリと合わせ、大きなトレンドを生み出すことにはるだろう。
☆今回、私は、会場校の1つ宝仙理数インターで保護者会を担当している。いつもの統一合判とは違い、学校会場はスモールサイズだというので、新しく変わったいくつかの学校の写真をメインにメガトレンドの話をし、今年の筑駒の説明的文章の問題で、首都圏模試の開発した「思考コード」の中の、いかに「B2思考力」が」有効か、PIL(ピアインストラクションレクチャ)ワークショップ風にやってみたいなあと。
☆塾や模擬試験が、骨太の思考力をベースにした授業展開をどんどんするようになれば、学校の中学入試も変わらざるを得ない。
☆そうはいっても、揺り戻しもあるのではないかと言う人もいる。しかし、慶応湘南藤沢(SFC)が、2019年入試で、英語を科目に入れてくる。3年後の予定だが、これが意味するものは何か?これから3年間、SFCに倣ってどんどん入試を変えてくるというトレンドができるということを意味する。
☆つまり、受験地図が大きく変わるのだ。
☆英語と思考力という2つの力が必須になってくるメガトレンド。たしかに、中学入試の未来をつくる仕掛け人は首都圏模試なのである。
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