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2017中学入試動向(59) 慶応湘南藤沢 2018年までと2019年からでは違う

☆慶応湘南藤沢のトップページに、「2019 年度 湘南藤沢中等部の生徒募集について(予定)」というニュースが掲載。9月17日から載っているのに、首都圏模試センターの北氏に指摘されるまで、うかつにも気づかった。

Sfc
☆サイトにはこう趣旨説明がある。

2013 年4 月に開校した慶應義塾横浜初等部(募集人員: 1 学年 男子66 名, 女子42 名 計108 名)の卒業生は、横浜初等部長の推薦により湘南藤沢中等部に進学します。これに伴い、湘南藤沢中等部では校舎や体育館などの施設を拡充した上で、1 学年あたりの定員を増やした新たな教育体制を取る予定です。(この変更は予定であり、2018 年に神奈川県に申請し、認可を受けてはじめて正式決定となります。)2019 年度の湘南藤沢中等部の入学試験による生徒募集は、以下の要領で行う予定です。(正式には、上記の認可申請が認められた後に発表いたします。)
募集人員 一般入試:男女約70 名
帰国生入試:男女約30 名

☆定員を増やすとあるが、それは横浜初等部からあがってきた生徒分と今の定員を足した分ではない。外部からの生徒の定員は現状では150人。それが2019年から100人になる。

☆つまり、慶応湘南藤沢中等部の偏差値は2019年以降は跳ね上がる。2017年、2018年は、結果的にチャンスになる。

☆それから、入試科目は、

一次試験 一般入試,帰国生入試とも本人の選択により(1)または(2)のいずれかの方法で受験ができます。
(1) 国語・社会・理科・算数の4 科目による受験
(2) 国語・英語・算数の3 科目による受験
※一般入試と帰国生入試は、(1), (2)いずれの方法でも各教科同一の試験問題です。
※(1), (2)について、国語と算数は同一の試験問題です。
※帰国生入試の受験資格がある者は、一般入試での受験は出来ません。
二次試験 面接・体育(一次試験合格者全員)

☆ということだ。しかも、「英語は、これまで行っている外国語作文とは異なる、英検2 級~準1 級程度の筆記試験(リスニングを含む)を予定しています」ということだから、CEFR基準でB2までもとめてくるということ。

☆B2というのは、今のMARCH以上の大学では、英語の試験を受けないで、満点をとったとみなされるレベル。中学段階ですでにそこに位置している帰国生がはいってくる。しかも一般生でも受験可能なのだ。

☆今中学入試で大きなトレンドとなっている英語入試と思考力入試という2つの柱のうち、1つの柱を強烈に牽引するということだ。

☆おそらくSFCに追随するいわゆる難関校もでてくるだろう。洗足、聖光の帰国生入試の牙城が崩れる時がやってきたのである。

☆もちろん、洗足や聖光が、将来の東大合格者を募るための手段として帰国生入試をやるのではなく、帰国生の才能を受け入れて、学内での知の化学反応を生み出し、この混迷した時代を創造的問題解決に導く才能者を輩出しようという転換をすれば、また話は違う。

☆いずれにしても、何かが大きく変わる。

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