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2017中学入試動向(64) 東洋大学京北の『哲学教育』思考・表現力入試 

12月24日(土)、東洋大学京北中学校は、2月4日に実施する『哲学教育』思考・表現力入試の解説会を開催する。同サイトには、この新入試の趣旨やサンプル問題が掲載されているが、なかなか興味深い。

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☆首都圏模試の思考コードでで言えば、「B2思考力」と「C2思考力」レベル。要約力と自分の考えを根拠を明らかにして述べる問いは、それぞれB2、C2に相当する。

☆しかし、何より、キーワードが提示されて、そのキーワードについて自ら問いを立てて、その問いについて自分の考えを述べるというのは、従来の試験問題ではあまりなかった。聖学院や工学院の思考力入試では、思考の過程の中で新たな問いを発見するというのはあるが、いきなりキーワードを見て問いを立てるというのは、私の知る限りでは、東洋大学京北中学校が初めてではないだろうか。

☆これは、人間は、自問自答を繰り返しながら思考するが、その自問自答の一端を見える化する考える作業。

☆学びの出発点は、たしかに、疑問から始まる。しかし、いつも疑問が生まれるとは限らないし、多くの授業では、課題は教師が予め投げる。

☆自ら問いを立てるという、一見当たり前のような思考作業は、意外と自覚して行っていない。

☆入試問題は学校の顔である。生徒が主体的に思考して学んでいく契機を、日頃の授業の中で、教師が創意工夫している様子が反映している。

☆12月の統一合判の志望者登録数も、前年同日比較で、男女ともに増えている。思考や表現という骨太の教育に理解を示す受験生/保護者が増えることは実に善いことではないか。

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