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2017中学入試動向(66) 城北の変化 コンセプトがしっかりしている

☆来春の城北高校の推薦入試では、立体図形などを多角的に視る必要のある問題という条件つきではあるが、iPadを活用することができるとする。

☆中学入試には関係ないでは済まされない事件だ。どういうことかというと、すぐにおわかりだとは思うが、大量のタブレット端末を活用できるICTの環境が揃っているということを示唆しているからである。

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☆実際、同校サイト「ICT教育」をご覧いただければ、そのことがよくわかる。ICTの環境整備については言うまでもないのだが、コンセプトが実にすてきだ。

☆従来型の知識を活用するレクチャー型の取り組みを評価しつつ、しかしこれからやはり、パッションであり、プロジェクトであり、プレイフルであり、となれば、仲間との協働が大事なんだと高らかに謳っている。

☆これはもうアクティブラーニング(AL)をやることが大前提だということ。一般にALをやるということになると、レクチャー型を否定的にとらえるが、城北の場合、ICT教育の実践の中から生まれている。つまり現場の必要性に対応するかたち生まれているから本物だ。

☆しかもこの現場のニーズを、アメリカのMIT Lab.のMitchel Resnick教授が伝える『creativityが人間にとって本当に大切であり、そのための4つのポイントはPROJECTS、 PEERS、 PASSION、 PLAYである』という英文の論文まで参考にしている。

☆これを参考にしているということは、MITメディアラボの考え方と共感しているということ。レズニック教授の論文には、上田教授のプレイフルラーニングの発想のモトの図も掲載されている。

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☆アクティブラーニングの象徴のような図だ。それにレズニック教授は、元同僚のシーモアパパート教授の論文も引用。つまり、スクラッチやレゴとプログラミングを結びつけたりする最先端の学びの理論を適用、発展させている教師が城北にいることを推察するに難くないということなのだ。

☆やはり、独自に研究しつつ見識あるステイクホルダーと協働して教育を創っているのだろう。

☆中学入試などで奇をてらうことはないが、学内で、特に授業で大きな化学変化が起きているということだろう。そして大学合格実績もきちんと出す。

☆海城と城北は、男子進学校の中で、今後のミレニアル世代家庭の受験生の心と頭脳をがっちりつかむだろう。

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