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2017中学入試動向(68) 東京女子学園 良質な21世紀型教育

☆東京女子学園は、21世紀型教育改革を行って4年目。教科学習や部活、海外研修、イベントなどが、有機的な好循環を生み出している。有機的な環が学内で広まっているばかりか、海外の学校やNPOなども巻き込み、拡張している。21世紀型教育の質が豊かになっているということを示唆している。

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(コンコーディア高校との音楽コラボレーション。同校サイトから動画を見ることができる)

☆12月6日(火)に、同校の海外研修『オーストラリア3か月留学』先であるオーストラリア・アデレードのコンコーディア・カレッジ(Concordia College)からスクールバンド来校し、スペシャルコンサートを開いたようだ。

☆東京女子学園の地球思考について實吉校長をはじめ同校の先生方にお聞きしたところ、プロ顔負けの演奏に圧倒され、英語と芸術が共通言語であることに改めて気づき、生徒と共に英語のみならず音楽や美術の活動にも力を入れたいということだ。

理事長校長實吉先生と社会科の小宮先生、国語の長森先生で行っている「未来を創る女子校ブレスト会議」にときどき私も参加させて頂くが、実に興味深いことは、ブルームのタキソノミーやPISAの歴史的背景や学びのコンセプトなど、3者とも造詣が深いということ。

☆一方で、生徒1人ひとりが具体的にどのように成長したのか、そのきっかけは何かについて議論が出来ることに驚いた。

☆最も驚くべきことは、カントを中心とする啓蒙思想のレンズ(=≪私学の系譜≫)を通して時代や精神を読み解くメタ認知能力が高いことだ。

☆そして、このレベルの話ができる若き教師陣がたくさんいるという話を聞いて、さらに驚いた。世界認識、教育認識、生徒1人ひとりの理解、つまりマクロ、メゾ、ミクロの局面を有機的につなげられる教師陣がバックヤードで支えている東京女子学園。これから期待がもてるが、そういうバックヤードを説明会などで表現しないのはもったいないとも思った。

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☆そんなことを少しつぶやいたら、新春早々校長講話があるから、その様子を見に来てほしいと誘われた。そこで東京女子学園の奥行きの深さを証明しようと。それならばと、伺うことにした。

☆こんなすてきな招待状を送ってくれる長森先生や小宮先生。自信と誇りにみなぎっている若き先生方に支えられている實吉校長の理想の教育はさらに大きく動き始めたのではあるまいか。

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