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2017中学入試動向(80) 三田国際の本当の新しさ

☆三田国際と言えば、インターナショナルクラス、オールイングリッシュ、ネイティブスピーカー、one to one のタブレット活用、オールアクティブラーニング、メタルーブリック、大学並みの理科実験教室などの先鋭的な21世紀型教育を学校全体でおしすすめているとすぐに想像できる。クリエイティブスコア(CS)も2.5で、これはおそらく全国の私立中高一貫校、全国の中高の中でナンバー1だろう。

☆しかし、それらは、21世紀型教育の現象面にすぎない。

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☆三田国際学園の学園長大橋先生はそのような現象が生まれざるを得ない“Soul”があるからこそ、先鋭的な21世紀型教育ができるのだと、いつも語っている。

☆しかし、その意味を本当に知っている人は、中等教育学校レベルでは少ない。三田国際学園内部においても、その“Soul”の本当の意味を認識している先生は数少ない。もちろん、すべての教職員が、共感し、共有はしている。

☆実は、21世紀型教育、特に三田国際が牽引している21世紀型教育機構は、21世紀型哲学、21世紀型政治経済、21世紀型科学などを含めた21世紀型世界を生み出す教育を行うことを目的にしている。

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☆岡本裕一朗さんの書かれている「いま世界の哲学者が考えていること」つまり、20世紀型哲学である言語論的転回やポストモダニズムを乗り越える21世紀型哲学とある意味シンクロしているのだ。ある意味と言ったのは、岡本さんは、21世紀型世界を描くことはしていないし、そのための実践論を描いていないからだ。新実在という現象の中にいるだけだからだ。

☆ともあれ、17世紀の認識論的転回→言語論的転回→新しい21世紀型転回という流れは、実はカントが設定した「物自体」をめぐる考え方の変遷。この「物自体」こそ大橋先生の示唆する“Soul”なのである。

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☆この新しい物自体のとらえ方である“Soul”に導かれる、新しい21世紀型世界は、いまここで三田国際で学んでいる生徒の未来でもある。この未来を教師と生徒がともに創る場が、本科の生徒が行っている基礎ゼミの探究活動なのである。

☆つまり、インタークラスばかりが目立つのあるが、本科のクラスは世界や社会の痛みをしっかり受け入れて、創造的に問題解決する探究の場なのである。その成果については、同校サイトで公開されているので、そちらをぜひご覧いただきたい。

躍動する探究心ー基礎ゼミ活動報告(1)

広告の説得力ー基礎ゼミ活動報告(2)

☆コンビニ研究は、実はAIoTにつながる未来のメディア論である。広告研究もそうだ。生物科学の研究はBI(バイオテクノロジー)がもたらす存在するということの未来についてである。いずれも21世紀型世界で大転換する分野であり、同時に21世紀型世界をデザインする知見である。

☆リベラルアーツの現代化が必要なのは、新時代に最適化するリベラルアーツや哲学でなければ、いまここで学んでいる生徒にとっては役に立たないからなのである。

☆哲学教室やリベラルアーツは重要である。しかし古色蒼然とした哲学やリベララーツは無意味である。もちろん、歴史に学ぶうえで重要であるが、生徒にとって優先順位の高いものは未来を創る哲学やリベラルアーツなのである。その中で古き良き哲学とは出会うであろう。

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