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思考コード~21世紀型教育の足場③

☆東大の推薦入試や京大の特色入試は、ある意味2020年以降の学習指導要領で取り扱う予定の深い思考力を先取りしている。もちろん、学習指導要領がそういっただけでは、現場では、知識重視よりは思考力を少しやろうという動きは起こるだろうが、結局は浅い思考力で終わってしまう可能性がある。

☆だから、相も変わらず、思考力とか創造力を育成することだとか、アクティブラーニングは以前からやってきたんだという天動説(自己中心的なものの見方・考え方)が声を大にして言われている。だいたいそういう教師は50代以上の場合が多い。

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(NVCの状況が、世界を変える)

☆ときにその50代教師がお山の大将的存在の場合、20代から40代の先生も洗脳されてそれに与してしまう場合が多い。そういう20世紀型教育を守る新撰組チームが、実はあちこちにある。三田国際のように、全くない学校は、実に羨まれるわけである。

☆そうはいっても、過渡期に生きている私たちは、新しくなる場合、新選組と闘うときも必要だ。それを見事に打ち砕いた時に、パワーも高まる。もちろん、このパワーは、思考力のパワーであり、ソフトパワーの話であり、暴力ではない。

☆とはいえ、新選組チームは、声が大きいし、自然科学でない教育の世界を科学する時に、多様な論理があるということを受け入れずに、1つの論理を決定論的に信じて、それがすべてで、それ以外はあり得ないと大きな声で公然とそして蔭でささやかく。

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(U理論は心の武装解除戦略理論でもある)

☆この組織構造は、結構いろいろなところで当てはまる。そして、新選組チームは、大義名分があるし、その枠組みの中では正義なのであるが、その大義名分が公共的でないし、世界標準でないということに気づかない。あるいは気づかないふりをする。

☆その狭い正義は、法制度を逸脱しない限り、正義は正義で、そのチームリーダーを解除出来ないのが、法治国家だ。

☆だから、拮抗するチームどうしが権力闘争という修羅場をわざわざ造り出す。そんな組織は抑圧的雰囲気になるのであり、それが続くと、私立学校の場合だと、生徒は集まらなくなるし、企業は業績が停滞する。また、そういう組織では、言葉の暴力が横行するから、いじめやストレスが高くなり、事件が起こりがちだ。

☆このような組織を生み出さないように、本来は思考が必要なのだが、従来の浅い思考は、生活や世界と切り離されているから、無力なのである。生徒のために規則を守らせるのが何が悪いのだという暴力的なコミュニケーションに対処できない。

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(U理論、NVC理論を自在にプログラムに適用する佐野先生と金井先生)

☆そこで、登場してくるのが、深い思考なのである。この深い思考は、生活や世界とのつながりを回復するし、暴力的なコミュニケーションを行うプレイヤーの武装解除ができる。

☆かえつ有明は、知のコードによる深い思考とU理論による深い思考とNVCによる非暴力的コミュニケーションの研修を学内に浸透させ、自ら武装解除し、共感的コミュニケーションができる信頼組織を作っている。

☆これができたのは、しかしながら、深い思考のトレーニングを教師も生徒も行っているからなのだ。当然このような深い思考力は大学合格実績も必然的に生み出すことになる。

☆しかし、ここで興味深いのは、知のコードがないと、U理論もNVCも浅い思考で行われてしまってもチェックができない。そのときU理論を適用しているつもりで、逆U理論を遂行し、NVCはいつのまにかVCに頽落していることに気づかない。組織リスクマネジメントするとき、知のコードという思考データを駆使するデータサイエンティストとしてのロールプレイが必要になるのがこれからの教師でもある。データサイエンティストとしての第一歩が思考コードとか知のコードなのである。

☆このことに気づいている方は本当に少ない。明日工学院の平方校長と、あるエンジニアリング企業と私とで、新しい教師の3ポリシーのマネジメントサポートシステム構築のブレストを行うが、それができるのは工学院はすでに思考コードを創りあげたからである。

☆もちろん、次のステージは脱思考コードである。思考コードは、反応特性をいわばア・プリオリに規定する。しかしAIの時代は、反応特性を教師なしディープラーニングと同じ要領で、思考コードなし反応特性診断ができるようになるはずなのである。

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