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2017年中学入試中間情報【09】 光塩女子と八雲のメッセージ届く

★1月23日現在、光塩女子の第1回目の入試出願数は84名で、前年対比は116.7%。この入試は、「2科+総合」で、かなり以前から行われていた教育本質コンセプト入試だが、ここにきて市場は注目したはじめた。

★同現在、八雲が今年の入試で初めて行う「未来発見入試」は、出願数104人でやはり市場は注目。

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(八雲学園のグローバルリーダー養成WSワークショップのシーン)

★やはり、市場は待っていましたよとばかり大いに反応した。そして、そのメッセージの波及効果は第1回目の入試にも好影響を与え、出願数は228名、前年対比101.8%と増加しはじめた。

★市場が

学力入試(2科4科)

思考力入試・自己アピール型入試

英語入試

適性検査型入試

★という多様な入試をきちんと選別しはじめたということだろう。つまり、以前から中学入試は教育の質の競争であればよいと切望されてきたし、だれもそのことを否定する人はいなかった。

★しかし、学校の顔である入試が、学力入試という客観的な一つの基準しか設けなかったので、実際には入り口で教育の質のメッセージを市場は受けとめにくかった。

★それが、思考力入試・自己アピール型入試・英語入試が広まりつつある昨今、ようやく教育本質コンセプト入試が、学校のもう一つの顔として登場してきたのである。

★もちろん、適性検査型入試という募集戦略入試の煽りは大きかった。公立中高一貫校型入試を受け入れる私立中学校でよいのか?その思いをしっかりうけとめた私立学校の独自の良質教育の本質を伝えたいというメッセージが徐々に広がりはじめたからだ。

★また、帰国生入試も、この教育本質コンセプト入試の登場で、その質を大きく変えつつある。以前は、帰国生をゲットして東大に合格させるという、大学合格実績向上戦略のために行われていたが、最近では――もちろん依然としてそういう老舗の帰国生入試を行っているところもあるが――、かえつ有明をのように、帰国生入試が、思考力入試、英語入試と同じ教育本質コンセプトのメッセージを表現する場になっている学校が増えた。

★中学入試の多様性が、学力入試のバリエーションや日程の複雑性の競争みならず、教育の質の競争も見える化するようになった。それが2017年の中学入試の大きな特色だろう。

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