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2017年中学入試中間情報【10】 帰国生入試 未来の学校はどこか?

★今年もまた首都圏の帰国生入試は活況を帯びた。2017年1月23日現在で判明している学校ベスト30をリストアップした。複数回数の場合は総数。慶応湘南藤沢、三田国際、工学院は集計中だった。

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★やはり、かえつ有明に対する帰国生の人気は絶大。ナンバー1であるばかりではなく、前年対比135.2%でもある。

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(かえつ有明の英語で哲学授業のシーン。写真提供は株式会社スタディエクステンション代表・GLICC代表鈴木氏)

★同校の帰国生入試ナンバー1の意味は、教育改革に与える影響も大きい。というのは、聖光や攻玉社のように東大依存型学校の活性化のために帰国生を受け入れるということではないからだ。

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★英語で哲学授業をきちんとやっているかえつ有明。そして、これは英語以外の授業でも同様のことが起こっているのが、かえつ有明。だから、同校の思考力入試も英語入試も人気殺到なのだ。

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★上記の帰国生入試応募者数ランキング30の中に、埼玉の希望の私学栄東が入っているのも2017年の特色の1つではないか。首都圏中学入試で、埼玉は帰国生入試をやっても集まらないと言われてきた。

★栄東は、そこに挑んだのだ。さすが、未来志向の学校だ。

★さて、このリストにある未来創造型学校はいくつあるだろうか。2018年入試に向けてそれを明らかにしていきたいと思う。帰国生入試を行っている学校群は、未来創造型か東大依存型か、極めてわかりやすいと思う。

★自ら東大依存型学校と標榜している聖光型か未来創造型学校をずっと構築してきたかえつ有明型か、東大超越型学校になる海城型か、識別すればよいだけである。

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