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2017年中学入試直前情報【11】香蘭 イメージ大転換!

★昨日、香蘭で、ロイロノートスクールのユーザー会が開催された。ロイロノートとは、教室の生徒1人ひとりの思考過程やその成果のアウトプットを共有できるアプリで、今や500校以上が導入している。もちろん今後も導入校は増えるだろう。

★香蘭が会場になったのは、電子黒板やアップルTV、Wi-Fyなどのインフラが整備され、iPadとそれに搭載されたロイロノートが使いやすい環境であるということだろう。

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★工学院の岡部先生の授業も行われるとあって、参加したかったのだが、別のリサーチがあったので参加できず残念だったが、岡部先生からロイロノートのFcebookで中継されていると教えてもらったので、さすがロイロノートの方々と思いつつ、拝見。

★授業は20種類ぐらいで、すべてを映しているわけではなかったが、香蘭の教務部長の船越先生の講演の音声だけはパーフェクトに流れていた。プレゼンの時に、同校の生徒の様子が映し出されるので、音声だけにしたのだろう。

★図表やグラフは見えなかったが、内容(2017年以降はもっと増えるそうだ)にするには用意周到な計画と準備がいかに必要だったか伝わってきた。

★タブレットを1人1台導入となると、その情報モラルがすぐに問題になるが、生徒といっしょに問題を1つひとつ解決していくという話は素敵だと思った。そして、同校の生徒の意識の高さもわかった。

★いずれにしても船越先生の学校とは問題があるのは当然で、それを1つひとつ解決していく勇気と情熱が重要なんだという話に感動した。そして、その問題とは、生徒の問題というよりも、教師のイノベーティブなマインドをどうふくらましていくのかという問題のほうが難しいとも感じた。

★つまり、その難関を突破した船越先生を中心とするある意味プロジェクトチームが存在していたということを知り、香蘭が内側から大転換を遂げたと確信できた。

★全体的にはインフラ、スキル、モラルなどの話が多かったように思えるが、やはり随所に4技能英語や協働型問題解決能力をいかに育成していくかという重要な教育の世界が背景にあるのが見え隠れしていたのが実に興味深かった。

★ロイロノートは、シェアリング機能が優れているので、活用するだけで、アクティブラーニング(AL)になってしまうのが特徴だが、そこを意識して活用すると、実は≪higher order thinking≫もまで養うことができるお得なアプリ。

★はじめは習得型ALが基本的に活用されるだろうが、やがて先生方の創意工夫で、探究型ALへの契機をつくることもできる。おそらく香蘭をはじめ、今回の授業実践を披露した先生方は、必ずそこを意識しているはずだ。

★工学院の岡部先生には、いつもそこの重要性を聴いているし、にもかかわらず習得型として楽しく集中する学びの習慣をつけるのにも役に立つことも聞いている。もっとも、岡部先生場合は、生徒が世界や社会をどう読み解き、どう解き明かしていくのか内面の世界を豊かにしていく学びが大前提で、そこからロイロノートをはじめ、web上の多くのスグレモノアプリやサイトを駆使して授業が展開される。

★結局、現象という世界に顕れない世界へのアプローチ=ポストモダンや現代思想を乗り越えようとする欧米の若い哲学者の発想を見据えたうえで授業を展開するところがすさまじくおもしろい。

★しかし、そのような授業展開が毎回可能なのは、タブレットやロイロスクールのように、シェアリング機能にすぐれたICT環境があってこそでもある。ロイロスクールなどのイノベーションは、それをすべての生徒にチャンスを準備することを可能にした。

★そして船越先生のように、それを同僚に可能にするリーダーがいる学校があれば、そのチャンスを学校全体で同じように与えることができるのだろう。

★学校選択において、タブレットとロイロスクール(それに準ずるアプリ)を活用しているかどうかは、たんなる技術の問題ではなく、新しい授業のカタチや学びのマインドが生まれている可能性があるかないかを判断するポイントにもなろう。

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