« 2018年中学入試に向けて【03】 中学市場の活性化はいかにして可能か | トップページ | 2017年中学入試直前情報【21】 宝仙理数インター 信頼感の雰囲気 »

2017年中学入試直前情報【20】 1月16日現在から見えること マルチ偏差値×21世紀型教育×大学入学準備教育

★1月16日現在、首都圏の一般中学入試の生徒募集は東京以外は、すべてスタートしている。同日前年対比をつくってみると、次のようになる。募集はまだ継続中の学校が多いため、全貌はわからないが、現段階でも、この全体の動きと各学校個別の応募状況を照合していくと見えることがある。しかもそれは意外と決定的だ。

170116

★東京は20日から応募がスタートするから、今の応募者は帰国生の人数。帰国はある程度飽和状態なのかもしれない。したがって、帰国生の掘り起こしを今後はしていかなければならない。

★一方で、今後は英語入試が増えるだろう。このことは何を意味しているのだろうか。英語は必要であるが、どうやら国内でも帰国生にかなり近い学びの環境をデザインすることが可能になるし、世界のテロをはじめとするリスクが高くなることと世界の経済が混迷するから、サイバー上でクリアする方向が生まれる。

★帰国生の争奪戦はより厳しくなるが、同時に英語入試も行うから、実はグローバル教育に力を入れる学校の学びの環境は大きく変わり、ハイクオリティ教育になる。

Photo
★千葉エリアの一般入試は20日からで、まだ応募の真っ最中であるが、上記の表のように、昭和学院、二松學舍柏、渋谷教育学園幕張がどの入試も人気が高い。もはや現状の大学合格実績に受験生・保護者は基準をおいていないということになるのかもしれない。

★では、グローバル教育やIBのエッセンスと同等の21世紀型教育を行っているところが人気があるかというと、もちろんその通りなのだが、実際には、そのような教育に2020年以降の大学入試改革に対応できる可能性を見いだし、結局は卒業時の我が子の大学進学先への期待値が高いというのが正解だろう。

★なんだ結局大学合格実績ではないかといわれるかもしれない。しかし、現状の合格実績ではなく、卒業時の大学合格への期待値がこれほど高くなった中学入試はあるだろうか。

★偏差値はマルチ偏差値になり、大学受験勉強は大学入学準備教育にシフトする。

★埼玉では昌平が人気がある。現状の大学合格実績もあるが、IBのMYPの導入などのグローバル教育は、英語のみならずディスカッション能力も身につくから、東大法学部の推薦入試のようなディスカッション入試に対応できるかもしれないという期待値が高まるはずだ。

★このような教育は成績表だけではなく、学習履歴も蓄積されていくから、ひろく世界を相手にできる。もちろん、日本の大学も世界大学ランキングを意識しはじめたから、質も向上するから、世界を見据えたうえで、国内を選ぶというのは、今までとは全く違う進学・進路指導になるだろう。

★昭和学院や栄光(前年対比は109.1%)、開成、芝浦工大のように新校舎が完成するところは、今までのハコモノ建築ではなく、学びの空間を意識した設計になっているから、時代の変化に対応した学びの準備が行われていることが見える化されていてわかりやすい。

★思考コードによるマルチ偏差値、21世紀型教育による大学入学準備教育といった変化は、実は3つのポリシーがシンプルに収まっている。思考コードによるマルチ偏差値は、アドミッションポリシーに対応し、21世紀型教育はカリキュラムポリシーに対応し、大学入学準備教育はディプロマポリシーに対応する。そして、思考コード自体は、カリキュラムポリシーでも、ディプロマポリシーでも世界標準のモノサシとして基盤となる。

★このような意味の3ポリシーが揃っているところが高い人気を獲得数するというのが2017年以降のメガトレンドになる。そのトレンドを象徴するのが新入試であり、特に思考力入試(自己アピール入試)×英語入試というセット入試が2018年度入試では大きな流れになるだろう。

|

« 2018年中学入試に向けて【03】 中学市場の活性化はいかにして可能か | トップページ | 2017年中学入試直前情報【21】 宝仙理数インター 信頼感の雰囲気 »

中学入試」カテゴリの記事