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21世紀型私学人 勇敢に高邁な精神で未来を切り開くSGT(1)

★昨日から、朝日新聞、読売新聞、TBS、NHKと2017年中学入試の大変化として思考力入試と英語入試を取り上げている。中学入試と言えば、2科4科入試だだったのが、2013年ころから、適性検査型入試以外に、思考力入試、自己アピール型入試、英語入試といわゆる新中学入試が増えてきた。

★とはいえ、中学入試の出願件数の比率は、2科4科入試は82%で、新中学入試は18%。まだ大きな流れとはいえない。しかし、ジャーナリズムは、ここに何か未来を感じるのだ。

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★今目の前に日々ハイパー不確実な嵐が吹いているが、明治維新の時代に比べれば、グローバルな情報を一望に眺められるネット社会。日本の近代教育を立ち上げた≪私学の系譜≫第一世代の1人江原素六に比べれば、何するものぞとばかり学校を超えて、≪私学の系譜≫を引き受けた21世紀型私学人がいる。

★江原素六の系譜内村鑑三は、未来の子どもたちに受け継ぐ遺産は何であるかと世に問い、金もよいし、学問もよいし、文学もよし。教師でもよい。しかし、最も貴いものは、勇敢に高邁な精神で未来を切り拓く生き様であると。

★実は、この18%の変化が生まれているのは、そうした勇敢で高邁な精神で未来を切り拓く生き方をしている21世紀型私学人である。その私学人をSGT(スーパーグローバルティーチャー)と呼んでいるが、彼らは、たとえば2020年の大学入試が変わるかどうかで動いているわけではない。

★文科省や大学が動かなくても、歴史は待ってくれない。未来は待ってくれない。子どもたちの未来は、いまここで動き出さねばならない。変わらない理由を探したりご託を並べたりしている時間はない。

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★明治以来、日本の知の拠点東京大学も変わろうとしているが、世界の変化の動きについていけるかどうかはわからない。東大依存型学校でよいのだと居直るようなアンチ≪私学の系譜≫にかかわらっている時間はない。

★すぐに動くのだと、20世紀型教育を21世紀型教育に大きく舵をきった。あまりに予測不能で,ハイパー不確実な嵐が荒れ狂っているが、その大海原の向こうにある未来を拓くゲートを探しに、彼らを信じる子どもたちといっしょにノア船団は、出港したのである。

★ジャーナリズムもこの変化に気がついた。そしてこぞってエールを贈りだしたのである。

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