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塾歴社会の行方【01】SNWの季節

☆おおたとしまささんの衝撃的な著作「塾歴社会」を考える季節がやってきた。

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(2月11日麻布、開成、武蔵、筑駒、栄光などの招集日前後まで、変更が続く。その都度追ってみたい)

☆新6年生の保護者にとって、サピックス(S)、日能研(N)、早稲田アカデミー(W)の、首都圏を中心とする超難関校の合格者数が気になる季節がやってきた。

☆一方で、中学受験市場は凍てついている。がしかし、中学入試は、新中学入試で活況を帯びている。「中学受験」と「中学入試」は、2013年5月31日前夜までは、区別がつかなかった。

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☆ところが、その日、第1回21会カンファレンスが開催されるや、教育関係者の無意識の中に、その差異の杭が打ち込まれた。「中学受験」は「塾歴社会」の牙城。「中学入試」は未来創造学校の地平。そういう違いが徐々に明らかになり、今では保護者にも広まりつつある。今回の中学入試で、メディアがこぞって「思考力入試」と「英語入試」に注目して、放送したのは、その証しだろう。

☆「中学受験」の「塾歴社会」に対するクリティカルな視線は、おおたとしまささによって明らかにされ、「中学入試」における新たな教師=21世紀型私学人=SGT(スーパーグローバルティーチャー)誕生の預言は、石川学院長によってなされた。

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☆また、これは期待なのだが、SNWのなかで、Nには中学受験ではなく中学入試の入学準備教育の拠点であってほしい。故高木会長時代は、合格販売株式会社だった。そのときは中学受験を牽引した。

☆しかし、現在の高木代表になって、それをやめた。入学準備教育の拠点づくりのために、2020年大学入試改革で論議になっているCBTやIRTを1986年段階で模擬試験に導入したのは彼だ。

☆まだ科目コードだったが、その小分類コードに、国語と算数は「思考コード」の端緒を埋め込んだのも彼の時代だ。プレプレップを言い始めたのも彼だ。

☆21世紀の教育は日能研からだと言われたとき、そこまではと謙虚だったのも彼だ。塾歴社会が崩れて中学受験がなくなり、中学入試が前面に立つとき、やはりこの新たな地平で塾側の牽引は日能研であるはずなのだが、モタモタしていると、新世代の塾が、iPadで軽やかにそこを占拠してしまうだろう。

☆塾歴社会の椅子取りゲームから、中学入試の質の競争の再編が、おそらくAI社会に向けて起こることだろう。

☆そうそう、「2020年の大学入試問題」で、「中学受験」と「中学入試」、「開成」と「開成学園」の差異を明快にしたのも石川学院長である。

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